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「映画けいおん!」に触れたよ!

映画けいおん!を見たのでちょっと感想を。

ろんどん!

はい、というわけで映画自体の放映からはかなり時間が経っているんですが、自分は映画館には行かなかったんですよね(汗)だからDVD発売を心待ちにしていたところだったんですけど、先日発売されたということでさっそく視聴をしました。

てなわけで全部見たわけなんですけど…細かいことを言う前に、率直にやっぱりけいおん!っていいなあって気持ちで満たされましたね。キャラへの思い入れという面が大きい分、みんなが楽しそうに動いているのを見るだけでこちらも楽しくなってくる気分であります。普段の緩い雰囲気、でも音楽になればまじめに取り組み、特に大切な人に対しての真摯な姿というのは本当に魅力的で、劇中内でみんながみんなを好きでいる様子がとても伝わってくるというのが本当に素晴らしいなって思いました。心の底から楽しみ、想っている、そういう関係は見ていて気持ちいいですよね。

さて、今回の映画の内容ですが、卒業式の少し前から始まり卒業旅行でロンドンへ行く話でした。もちろん梓も連れて行くわけなんですけど、卒業旅行という名目であっても梓は当然連れて行くという発想は基本的にHTTでは当たり前となっています。実際、今までの積み重ねを自分たちも見て来たから当然だとは思いますけど、実際後輩が1人ついてくるというのってそんな当たり前じゃないと思うんですよね。梓の中でも夢で唯が同級生になるのは信じられないみたいなものも出てきていますし、何がどうあろうとも4人と梓の中には同級生ではないという絶対的隔たりは確実に残って入るんですよね。

でもだからこそ、この映画における3年生と梓との違いというものがとても強調されていたように思うんですよ。そしてそれが最終的に「天使に触れたよ」に繋がっていると思います。だから、今回の梓の同行というのは軽音部はみんな友達という結束感を持たせるものではなく、むしろ梓の特殊性、そして大切さを再認識するものだったのかなって思いました。

今回の映画も卒業式間近の話でしたけど、この映画と本編とでは決定的に違う所があります。それは、本編では天使に触れたよでボロ泣きした梓が、今回の映画では泣く描写が無かったこと。

そもそも、映画は唯たちの視点で進んでいきましたね。

本編では卒業式間近になると特に梓視点での「残される者」としての観点が強くなっていったように思うんですけど、映画では唯たちの梓への感謝という点が良く表れており、これが決定的に違う所だと思いました。
だからこそ、今回の梓の涙は見せなくて正解でしょうね。ここで梓が泣く描写が映されたらそれこそ再び梓視点に逆戻りするから、本編と同じ余韻になってしまいます。それはそれでいいかもしれませんが、今回大事にしてきた描写が唯たちということであれば、このまとめ方は素晴らしかったのではないかなって思いました。
天使に触れたよの制作秘話みたいな形でしたけど、まさにピッタリな内容だったかなと。最初は小猫という形容としていたみたいなんですけど(それだと某D×Dアニメとモロ被りだったな(笑))、梓が自分たちを羽ばたかせてくれた羽ということで、天使と形容することに。いい流れだったよなあ。まさに梓が軽音部として、そして唯たちにとって絶対に必要な存在というのが詰まっていましたよね。
そしてみんな一番緊張したというのがなんと梓へのこの曲のプレゼントするときだったと。緊張というのは、一番ベストのプレーをしたい時の直前にするものだと思うんですけど、だからこそ軽音部としての一番力を入れて演奏したかったものが梓への演奏だったという結論は本当に素晴らしかったです。一番大事なものは、一番身近にあったということなんでしょう。

最後の台詞は聞けなかったけど、まあ「あんまり上手くないですね!」だったよね(笑)ここで梓の台詞を出さないあたりも、この場面は唯たち視点を強くしているという意味合いに繋がってくるのでしょう。あの台詞は梓視点でのトドメの台詞だったしね。本編とは違った視点を楽しめて良かったです。

…なんかロンドンから帰ってきた後の話しかしてないね(汗)まあこのシーンが一番大事だとは思いましたけど。
そのロンドンで一番印象に残ったのは何気にホテルでの唯と梓がグルグルしているシーンだったかな(笑)寝ぼけていた梓が一度戻って唯がいないことから今度はパッチリで来たときは面白かったし、かつ唯と梓の関係を深さを表してくれていましたね。…まあ唯の「あずにゃんLOVE」にはさすがに引いていましたが(汗)
唯は梓にくっつくシーンが多かったですけど、その逆に切り離すシーンも多かったように思います。まあこれが前述した違いというものの1つかなって思います。

最初は物理的には邪魔なんじゃないかと思った楽器たちもあそこまで活躍するとは思ってなかったです。一つ勘違いで寿司屋で演奏することになりましたけど、腹減ってることを抜きにすればみんな楽しそうに演奏していたし普通に良いシーンでした。なんかインド人みたいな人がいましたけど、そこからカレーと選曲する唯の突拍子な感じも良かったです(笑)あと澪は回転アレルギーになっていましたけどね(汗)

梓絡みでいいと思ったシーンは最後のタクシーのシーンかな。雪のところから「すごいことに気付いた」という流れは良かったですね。梓がいないと軽音部としてもきちっとまとまらない、それがこの旅行でも出ていたということですね。

いやー、とにかくね、とても面白かったですよ。唯たちの梓に向けての感謝の気持ちを、絆を深めつつ表してったこの流れが最高でしたね。超満足でした!そして、やっぱり自分はけいおん!が大好きだなと思い、天使に触れた気持ちでしたね。

改めて、大好きをありがとう!


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