TARI TARI:5話感想
TARI TARIの感想です。
失くして実感する「当たり前」の存在。
失くして実感する「当たり前」の存在。
遅すぎた後悔…でも気づくこともできないことです。
和奏の後悔、でも結局戻ってこない、ある意味恐ろしいことなんですが、それを実感するには和奏はまだ早すぎました。中学生でもあれば、あれくらいの親への対応は当然の反応。あの時点で和奏に親を大切にしようねという話は通用しない時だった、それ故に彼女へのショックも相当だったんだなと思わせてくれました。
和奏の母親が亡くなったのは中学生時、しかも受験日当日だったと。母親の葬儀を済ませたころに届いた合格通知。母親に対して音楽へのやる気というものをあまり見せられていなかっただけに、この学校で音楽に対してやる気を見せてはいたとは思います。面接の様子を見ても、やはり音楽に対する熱はありそうですしね。
だからこそ、どうしてここにきて補習を受けてまで音楽科を辞めるようなことをしたのか。この過去話には続きがありそうですね。
とにかく今回の場合は、やはりあるものを失った時に、そこで初めて大切だったと気付くという気持ちが強く出ていました。母親にしても、ピアノにしても、いるときは煩わしいことがあるんですけど、無くなった時にいかにそれにすがっていたのか、それは後悔以外の何物でもありません。
でも、この後悔は絶対に体験しないと分からない話というのが性質が悪い。身近な存在というものほど盲目になるものです。だからこそ、普通にいれば絶対に気付くことはないんですよね。特に思春期という世代ではなおさら。
仕方ないことなんだけど、だからこそ不可避な事態。和奏にとってはこれほど辛いことはなかっただろうなと伝わってきました。
今回の話の特徴として、中学生時代と今の和奏を同時進行しているかのように同じ場面を出して展開されていましたね。今の心境と当時の心境を混ぜたということは、この心境が酷似していたということなのかなって思います。和奏としたらピアノを部屋から出すことで当時の思い出を消そうとしていたんですけど、それが母親に上手く接することが出来ていない当時の自分、要は母に対して距離を置いている自分として被っていたのかなって思います。
そうなると、今回のピアノ締め出しは二度目の後悔として自分にのしかかってくることになるかもしれません。普通は絶対に母親との思い出は大切にしたい、でもあえて決別の意思を取っている、それは音楽との決別を決めた段階で提示されていますよね。だからこそ学校に入って3年になる前に一体何があったのか…、おそらくここでもう一度母関係で転換期がありそうですね。とりあえず、この中学時はまず一つ母の死という大きな転換期を迎えていたということでした。
そして思った通り、和奏母と教頭は同級生かつ一緒に合唱部で一緒に活動していたみたいですね。写真で発覚しましたけど、この当時は合唱部の規模自体の大きさがうかがえますよね。賞もとっていたみたいですし、教頭が並々ならぬ固い姿勢でいるのは分かります。…まあだからこそ若い力に賭けてほしいという転換も欲しいところではありますが、それはもう少し先の話になりそうですかね。
…しかし見た目若いよなあ…。だって亡くなったのが和奏が中3ということですから、今は約3年後。そして今は同い年の教頭がアレですからね…(失礼)…まあ、和奏母は比較的自由人だったのに対し、教頭は先生として生徒に揉まれてきたということでストレスの差なのかもしれませんが(笑)
さて、今回いくつか清算しようと思ったところでフラッシュバックした母への思い。母への思いの復活はイコール音楽への復帰ですから、この過程を注目していきたいなって思いました。では。
↓押していただけると励みになります。
和奏の後悔、でも結局戻ってこない、ある意味恐ろしいことなんですが、それを実感するには和奏はまだ早すぎました。中学生でもあれば、あれくらいの親への対応は当然の反応。あの時点で和奏に親を大切にしようねという話は通用しない時だった、それ故に彼女へのショックも相当だったんだなと思わせてくれました。
和奏の母親が亡くなったのは中学生時、しかも受験日当日だったと。母親の葬儀を済ませたころに届いた合格通知。母親に対して音楽へのやる気というものをあまり見せられていなかっただけに、この学校で音楽に対してやる気を見せてはいたとは思います。面接の様子を見ても、やはり音楽に対する熱はありそうですしね。
だからこそ、どうしてここにきて補習を受けてまで音楽科を辞めるようなことをしたのか。この過去話には続きがありそうですね。
とにかく今回の場合は、やはりあるものを失った時に、そこで初めて大切だったと気付くという気持ちが強く出ていました。母親にしても、ピアノにしても、いるときは煩わしいことがあるんですけど、無くなった時にいかにそれにすがっていたのか、それは後悔以外の何物でもありません。
でも、この後悔は絶対に体験しないと分からない話というのが性質が悪い。身近な存在というものほど盲目になるものです。だからこそ、普通にいれば絶対に気付くことはないんですよね。特に思春期という世代ではなおさら。
仕方ないことなんだけど、だからこそ不可避な事態。和奏にとってはこれほど辛いことはなかっただろうなと伝わってきました。
今回の話の特徴として、中学生時代と今の和奏を同時進行しているかのように同じ場面を出して展開されていましたね。今の心境と当時の心境を混ぜたということは、この心境が酷似していたということなのかなって思います。和奏としたらピアノを部屋から出すことで当時の思い出を消そうとしていたんですけど、それが母親に上手く接することが出来ていない当時の自分、要は母に対して距離を置いている自分として被っていたのかなって思います。
そうなると、今回のピアノ締め出しは二度目の後悔として自分にのしかかってくることになるかもしれません。普通は絶対に母親との思い出は大切にしたい、でもあえて決別の意思を取っている、それは音楽との決別を決めた段階で提示されていますよね。だからこそ学校に入って3年になる前に一体何があったのか…、おそらくここでもう一度母関係で転換期がありそうですね。とりあえず、この中学時はまず一つ母の死という大きな転換期を迎えていたということでした。
そして思った通り、和奏母と教頭は同級生かつ一緒に合唱部で一緒に活動していたみたいですね。写真で発覚しましたけど、この当時は合唱部の規模自体の大きさがうかがえますよね。賞もとっていたみたいですし、教頭が並々ならぬ固い姿勢でいるのは分かります。…まあだからこそ若い力に賭けてほしいという転換も欲しいところではありますが、それはもう少し先の話になりそうですかね。
…しかし見た目若いよなあ…。だって亡くなったのが和奏が中3ということですから、今は約3年後。そして今は同い年の教頭がアレですからね…(失礼)…まあ、和奏母は比較的自由人だったのに対し、教頭は先生として生徒に揉まれてきたということでストレスの差なのかもしれませんが(笑)
さて、今回いくつか清算しようと思ったところでフラッシュバックした母への思い。母への思いの復活はイコール音楽への復帰ですから、この過程を注目していきたいなって思いました。では。
↓押していただけると励みになります。
コメント
コメントの投稿
トラックバック
TARI TARI #05
『捨てたり 捨てられなかったり』
TARI TARI 第5話「捨てたり捨てられなかったり」
冒頭は珍しくチビキャラシリーズじゃなかった!
敦博と一緒にいた子供はオーストリアの友達なのかな?
自分のかわりに守ってくれる頼もしい仲間…ガンバレッド置いてきたから赤だけな...
TARI TARI #5「捨てたり 捨てられなかったり」感想
名目上はバドミントンも出来るから全国大会行けるのか全国大会初戦で優勝おめでとうのノボリは恥ずかしい・・・ベスト8すごいじゃないか!学校からも援助してやれよ・・・こういう...
TARI TARI 第05話 感想
TARI TARI
第05話 『捨てたり 捨てられなかったり』 感想
次のページへ
TARI TARI 第05話
関連リンクhttp://taritari.jp/第5話 捨てたり捨てられなかったり出だしから小芝居wどうやら大智のバドミントンの応援らしいがw大智のバドの大会に応援に来た合唱部時々バドミントン部
TARI TARI 5話
遂に和奏の物語が動き出す!
TARI TARI 第5話「捨てたり捨てられなかったり」
あまりに重すぎる和奏過去編。
「後悔先に立たず」とはよく言ったもので、うーんこれは一生悔いが残っちゃいますね。
気持ちの整理をつけるには歌うしかない、という流れになるの
TARI TARI 第5話「捨てたり 捨てられなかったり」感想!
TARI TARI 第5話「捨てたり、捨てたりなかったり」
和奏のお母さん可愛いな!
それはさておき、まずは大智のバドミントンから。
来夏とウィーンの応援、やけに力入ってるな~ww
...
TARI TARI 5話「捨てたり 捨てられなかったり」
思い出を捨てたことに対する後悔・・・
TARI TARI 1 (イベント招待応募券封入・初回生産限定仕様 ) [Blu-ray](2012/09/05)高垣彩陽、瀬戸麻沙美 他商品詳細を見る
TARI TARI〜5話感想〜
「捨てたり捨てられなかったり」
大智のバドミントンの応援にやって来た来夏達。
紗羽と来夏が踊って応援!
大智はベスト8まで進んだが、ベスト4まで行けば、
全国
「TARI TARI」第5話
お母さん、ゴメンなさい…
詳細レビューはφ(.. )
http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201207300003/
TARI TARI 1 (イベント招待応募券封入・初回生産限定仕様 ) [Blu-ray]ポニーキャ...
TARI TARI 第五話 感想
こんな時に眼前暗黒感が……
「TARI TARI」第五話感想です。
Dreamer(2012/08/01)AiRI商品詳細を見る
TARI TARI 第5話 「捨てたり 捨てられなかったり」 感想
思い出は捨てられない―
2012年03クール 新作アニメ TARI TARI 第05話 雑感
[TARI TARI] ブログ村キーワード
TARI TARI 第05話 「捨てたり、捨てられなかったり」#taritari2012 #ep05
『TARI TARI』P.A.WORKSによるオリジナルアニメーション作品。監督は橋本昌和、『レイト
和奏とまひるさんと音楽と アニメ感想 TARI TARI 第5話「捨てたり 捨てられなかったり」
伝えられなかった多くの言葉
TARITARI 第5話「捨てたり 捨てられなかったり」
かなり鬱回だったな…
ピアノ…まぢでタケモト行き?
イルカのマスコットまで一緒に??
これは…またトラウマになりそう…
TARI TARI 1 [Blu-ray]ポニーキャニオン 2012-09-05売
TARI TARI 第5話「捨てたり捨てられなかったり」感想
今回は和奏の過去話がメインに。何故和奏が音楽をやめてしまったのか、いよいよ明かされる時が。和奏の過去話は涙なしでは見られません…! バドミントン大会に挑む大智を応
TARI TARI 第5話「捨てたり 捨てられなかったり」
ウィーンがアバン担当でしたが、日本のヒーローとかも好きなのねw
そんなウィーンなので来夏との子芝居もノリノリでした~♪
そして出てきた、田中の応援幕!
優勝おめでとう!!っ
TARI TARI 第5話「捨てたり 捨てられなかったり」
TARI TARI OP「Dreamer」『ごめんなさい、お母さん』
原作:EVERGREEN
監督・シリーズ構成:橋本昌和
アニメーション制作:P.A.WORKS
坂井和奏:高垣彩陽
宮本来夏:瀬戸麻沙美
沖田紗羽:
TARI TARI #05 「捨てたり 捨てられなかったり」
和奏が母親を亡くしたころの回想。「TARI TARI」の第5話。
ウィーンが留学前に妹(?)とのやりとり?
合唱部の活動の後はバドミントン部の活動。
太智の応援で盛り上がる来夏と
TARI TARI 第5話
第5話『捨てたり捨てられなかったり』TARI TARI 1 (イベント招待応募券封入・初回生産限定仕様 ) [Blu-ray]今回は・・・和奏のお母さんのことが少しわかりました。
TARI TARI 第5話 「捨てたり、捨てられなかったり」
Dreamer(2012/08/01)AiRI商品詳細を見る
悩んでいる坂井和奏。宮本来夏、沖田紗羽、田中大智
ウィーンは、気にしているがまだ助けが必要のない状態なのでしょうか。
また、ドラが
TARI TARI 5話 「捨てたり 捨てられなかったり」
「TARI TARI」の第5話です。
田中のバドミントン全国大会。試合には来夏たちも駆けつけて、力の入った横断幕で盛大な応援となっていました。応援に合唱がつくというのも合唱時々バ
TARITARI 第5話「捨てたり 捨てられなかったり」
いやいや、そこは「ウザがられてない」って否定してあげようよ紗羽ちゃん!(何
TARI TARI 5話 「捨てたり捨てられなかったり」 感想 ウワァァ-----。゚(゚´Д`゚)゚。-----ン!!!!
明日にそなえて部屋を片付けたいと思いつつも、暑すぎて扇風機の前から動けない律ちゃん博士です(`・ω・´)ゞビシッ!!
べ、べつに明日から冒険の世界にいったりはしないんだから
TARI TARI 第5話「捨てたり 捨てられなかったり」
負けたのはイタい応援のせいだ、たぶん(え?w)・・・というか、あのアバン、何に使う気だ?!(笑) そして紗羽は相変わらずフォロー上手ですね。 そんな紗羽でもまだ見守ること
[アニメ]TARI TARI 第5話「捨てたり捨てられなかったり」
これが和奏の選んだ道。全てを知り、深く考え、これから先、後悔なんてあるわけがないと思えるくらいの一大決心。だけど、母親への愛は別物で……。