TARI TARI:8話感想
TARI TARIの感想です。
親が子どものことを考えてないはずがない。
親が子どものことを考えてないはずがない。
少しずつ前を向き始めた紗羽。
落馬事件後、自分のやりたい気持ちも大きい中で、その夢が叶うのが絶望的の状況になった中で、完全に自分自身を見失っていました。父親には元々反発していましたけど、それが合唱部メンバーにまで飛び火しかけてしまう段階まで進んでしまい、彼女自身どうしていいのか分からない状態だったと言えます。
紗羽としては、「自分の夢を追いかけることの何が悪いの?」という言い分。当然、その通りですよね。自分がやりたいこと、好きなことに邁進し、自分の夢を追いかけることはとても素晴らしいし、綺麗なことだと思います。
ただ、忘れてはいけないのは、自分は周りに支えられているということですね。というより、周りに支えられているということは、自分は気にされているということなんですよね。その辺りを見失うのは大いにわかりますが、だからこそ亀裂が起こってしまう訳で。
今回の紗羽を前向きにさせた要因の一つとして、来夏たちの紗羽を待つ気持ちがありました。要は紗羽は自分は気にされているということで、自分が見失っていたことを徐々に思い出させてくれています。その前の父親の抗議もありましたけど、許す許さないは置いといて自分は一人だけ思い悩んでいるわけでは無いということを気づかされてくれたんじゃないかと思います。悩みを共感したり、気にしたりくれる人たちがいる、周りを見失っていた中ですから、自分を見れなくなっているからこそ周りからの声ですよね。自分の進むべき方向が決まったというわけではないんですけど、自分が見落としていた一番近くにあるモノは分かったということかなと思います。
和奏と来夏が教頭に呼び出されていた時にも言ってましたけど、自分ひとりだけでは出来ないことでも、みんなであれば出来ないことも出来るようになる、そのハーモニーの大切さを謳っていましたからね。だからこそ、自分ひとりだけの問題として考えすぎないで欲しい、夢だから深くは干渉しないけど気にしているというこの絶妙な距離感というものを感じ取ってもらえたらなと思いました。
…しかし来夏はいつもは常に忙しいキャラだけど、こういう時にビシッと言うのはさすが。彼女は体験的にも自分一人では出来ないことがあるということを実感していますからね。決して他力本願ではなく、あくまでもっと良くなるというレベルアップの話をしていますから、本当に説得力があるし、主人公らしいなと思いましたよ(笑)
紗羽の問題と和奏の問題は先週も少し触れたようにちょっと違っています。和奏の場合はすでに終わったこととなっており、後悔先に立たずなんですが、だからこそ再び向き合って少しずつ穴埋めしていきたいという段階に入っています。そして紗羽はまさに後悔する前の段階、いろいろと選択肢はまだ残っている状況です。そんな中で、そもそも夢に対して挑戦することさえもままならなくなっているので、全てを解決しているように見えている和奏に対して八つ当たりみたいなことを言ってしまうのも分かります。でもそんな和奏だって自分の中で必死に正当化しているわけで、同じく辛い思いはしている。改めて和奏の強さ、そして自分の弱さを知った場面となりました。
和奏のメールでの「あきらめなくていいことまであきらめたくない」というのはまさに経験者は語るですね(汗)「今」を大事にしている和奏だからこそ言えるものであり、先しか見えていない紗羽にとって今をもう一度見てみるという大きなメッセージになったんじゃないかなって思いました。
紗羽自体の問題はまだ解決はしていませんね。でも、先ばかりにとらわれるのではなく、今やるべきことを頑張ることにも目を向け、そして一緒に気にしてくれる仲間との関わりを大切にできるようになっていくのではないかなって思います。とりあえず、今回はステージに向けての合唱部の本気の表現を楽しみにということでした。
それ関係で声楽部との絡みについて。声楽部は将来に向けての本気、合唱部は今に向けての本気という決定的な違いがあります。自分の職業のため、だから頑張るというのは良いしクオリティが高いものが出来ると思いますけど、それは今今の積み重ねであるわけで。決められた路線で着々とこなすというのは堅実ですが、一瞬一瞬の輝きというものが弱くなるように感じます。その辺を教師陣はどう感じるのかな…。ただ単なる歌の完成度だけで見る人たちではないかと思いますが…。
というわけでここから合唱部がさらにどう進んでいくのか、楽しみであります。では。
↓押していただけると励みになります。
落馬事件後、自分のやりたい気持ちも大きい中で、その夢が叶うのが絶望的の状況になった中で、完全に自分自身を見失っていました。父親には元々反発していましたけど、それが合唱部メンバーにまで飛び火しかけてしまう段階まで進んでしまい、彼女自身どうしていいのか分からない状態だったと言えます。
紗羽としては、「自分の夢を追いかけることの何が悪いの?」という言い分。当然、その通りですよね。自分がやりたいこと、好きなことに邁進し、自分の夢を追いかけることはとても素晴らしいし、綺麗なことだと思います。
ただ、忘れてはいけないのは、自分は周りに支えられているということですね。というより、周りに支えられているということは、自分は気にされているということなんですよね。その辺りを見失うのは大いにわかりますが、だからこそ亀裂が起こってしまう訳で。
今回の紗羽を前向きにさせた要因の一つとして、来夏たちの紗羽を待つ気持ちがありました。要は紗羽は自分は気にされているということで、自分が見失っていたことを徐々に思い出させてくれています。その前の父親の抗議もありましたけど、許す許さないは置いといて自分は一人だけ思い悩んでいるわけでは無いということを気づかされてくれたんじゃないかと思います。悩みを共感したり、気にしたりくれる人たちがいる、周りを見失っていた中ですから、自分を見れなくなっているからこそ周りからの声ですよね。自分の進むべき方向が決まったというわけではないんですけど、自分が見落としていた一番近くにあるモノは分かったということかなと思います。
和奏と来夏が教頭に呼び出されていた時にも言ってましたけど、自分ひとりだけでは出来ないことでも、みんなであれば出来ないことも出来るようになる、そのハーモニーの大切さを謳っていましたからね。だからこそ、自分ひとりだけの問題として考えすぎないで欲しい、夢だから深くは干渉しないけど気にしているというこの絶妙な距離感というものを感じ取ってもらえたらなと思いました。
…しかし来夏はいつもは常に忙しいキャラだけど、こういう時にビシッと言うのはさすが。彼女は体験的にも自分一人では出来ないことがあるということを実感していますからね。決して他力本願ではなく、あくまでもっと良くなるというレベルアップの話をしていますから、本当に説得力があるし、主人公らしいなと思いましたよ(笑)
紗羽の問題と和奏の問題は先週も少し触れたようにちょっと違っています。和奏の場合はすでに終わったこととなっており、後悔先に立たずなんですが、だからこそ再び向き合って少しずつ穴埋めしていきたいという段階に入っています。そして紗羽はまさに後悔する前の段階、いろいろと選択肢はまだ残っている状況です。そんな中で、そもそも夢に対して挑戦することさえもままならなくなっているので、全てを解決しているように見えている和奏に対して八つ当たりみたいなことを言ってしまうのも分かります。でもそんな和奏だって自分の中で必死に正当化しているわけで、同じく辛い思いはしている。改めて和奏の強さ、そして自分の弱さを知った場面となりました。
和奏のメールでの「あきらめなくていいことまであきらめたくない」というのはまさに経験者は語るですね(汗)「今」を大事にしている和奏だからこそ言えるものであり、先しか見えていない紗羽にとって今をもう一度見てみるという大きなメッセージになったんじゃないかなって思いました。
紗羽自体の問題はまだ解決はしていませんね。でも、先ばかりにとらわれるのではなく、今やるべきことを頑張ることにも目を向け、そして一緒に気にしてくれる仲間との関わりを大切にできるようになっていくのではないかなって思います。とりあえず、今回はステージに向けての合唱部の本気の表現を楽しみにということでした。
それ関係で声楽部との絡みについて。声楽部は将来に向けての本気、合唱部は今に向けての本気という決定的な違いがあります。自分の職業のため、だから頑張るというのは良いしクオリティが高いものが出来ると思いますけど、それは今今の積み重ねであるわけで。決められた路線で着々とこなすというのは堅実ですが、一瞬一瞬の輝きというものが弱くなるように感じます。その辺を教師陣はどう感じるのかな…。ただ単なる歌の完成度だけで見る人たちではないかと思いますが…。
というわけでここから合唱部がさらにどう進んでいくのか、楽しみであります。では。
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コメント
No title
Plutorさん
こんばんわ。コメントありがとうございます。
>やーらかーしーたー、他作品のトラックバックおくっちゃったー
自分もやっちゃったことがあるので、まあ仕方ないです(笑)
>自分の人生は自分だけのものじゃなくて、人は色んな人に支えられて見守られて生きていってるんだな…
と、しみじみ感じさせてくれる回でした
コレだと思いますねー。思春期時代にはあまり気づかないこの周りの力っていうものですよね。こういうものに気付かすに自分の道を押し通すのも一つの人間模様の面白さですし、そしてそれに気づいた時の絶妙な反応というものも面白いですよね。紗羽は親父には相変わらず冷たい態度を取りましたが、この辺りは照れが見え隠れしていて可愛いですよね(笑)
>やーらかーしーたー、他作品のトラックバックおくっちゃったー
自分もやっちゃったことがあるので、まあ仕方ないです(笑)
>自分の人生は自分だけのものじゃなくて、人は色んな人に支えられて見守られて生きていってるんだな…
と、しみじみ感じさせてくれる回でした
コレだと思いますねー。思春期時代にはあまり気づかないこの周りの力っていうものですよね。こういうものに気付かすに自分の道を押し通すのも一つの人間模様の面白さですし、そしてそれに気づいた時の絶妙な反応というものも面白いですよね。紗羽は親父には相変わらず冷たい態度を取りましたが、この辺りは照れが見え隠れしていて可愛いですよね(笑)
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心強い「仲間」がいる―
というわけで、コメント失礼いたします(待
もしよろしければ、消しておいてくださいませ…w
せっかくなので今更ながらTARITARI8話のコメントでも……と思って書いておりますが、紗羽ちゃんのお父さんが騎手の学校へ電話で直談判してたシーンはとっても感動的でしたね~!
じんわりと感動してきて、アニメを観てて久々に涙を浮かべてしまいました(ぁ
なんだかんだでお父さんも娘には幸せになって欲しくて、将来の夢を叶えて欲しくて一生懸命がんばってくれて。
自分の人生は自分だけのものじゃなくて、人は色んな人に支えられて見守られて生きていってるんだな…
と、しみじみ感じさせてくれる回でした(´ω`)
電話口に暴言を吐いてるお父さんの姿が紗羽ちゃんとソックリで、親子ってやっぱり似るんだなとほっこり温かくなりましたよw
ではではー。