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氷菓:18話感想

氷菓の感想です。

奉太郎の「気になります!」

奉太郎にも気になることはあると(笑)

なんだ、「俺、気になります」と折木をかけてるんですかね?(ぇー)

まあ冗談は置いといて、今回は短編ということで小木正清という中学時の先生についての思い出からのエピソード。もうこの話は今回で終わったので結論を書きますが、当時奉太郎はしきりに外を気にしていた先生のことが気になったようですが、それは山で遭難をした仲間の心配をしていたからであり、ヘリが来たら救助されたのではないかと一刻も早く安心したかったからという理由でした。

しかし奉太郎は本当に頭の回転が早いというか、鋭い予想をするというか。小木先生が登山するということを読み取り、そしてそこから遭難の可能性を抜き出してのヘリ救助につなげる…。最初の段階からそこそこ筋立てが出来ていたみたいだし、前回のクドリャフカで奉太郎のポテンシャルの高さが里志目線で強調されていた分、やっぱ奉太郎は凄いなーということを再び見せてくれたという感じでしたね。

今回は普段は省エネな奉太郎が気になるようなことが気になるえると共同で調べることに。また違った方向での気になりますですね(笑)
図書館に行くということで待ってたわけなんですが、よくよく考えると2人きりの下校ということになると…。

意識してますねー奉太郎さん(笑)

あんまり顔に出さないもんだからアレなんですが、今回はお互いがお互いを意識しているような場面というものがちょくちょくありましたよね。特に奉太郎の場合はまあ分かりやすい表現をしてくることはありますが、えるの場合はそもそも恋愛的感情に疎そうですからね。今回の最後の場面、えるは何かを感じたんですが、それが何のことなのか分からないという感じでした。つまりはそれが恋愛感情としての第一歩になったのかなと思っています。普通に見たら「折木さんは優しいなあ」ということなんですけど、どうもそれだけではないんじゃないかと。こうなると自分自身のこの気持ちが気になります!という興味に進むのがえるなんじゃないかと思うんですが、そうならないのはえる自身とても穏やかな顔になっているというところから察することが出来ますよね。興味に向けることでは無く、今感じているこの気持ち自体が心地良く、それで彼女の中で十分に満足しているからということなのかなって思いました。

うーむ、ここにきて序盤期待していて、方向性とメインヒロインえるの特異性から忘れかけていた恋愛関係の話が再燃してきそうですか。正直最近の話は恋愛よりも里志と摩耶花、他キャラの葛藤、悩みを考えてきたという展開だったので、ここにきて奉太郎とえるの仲が変化するというのはいよいよ終盤って気がしてきました。まだまだ本当に入口という所だと思いますが、次回予告を見る限りでも2人の仲はだんだんと進展していくような展開が続いていきそうなので、その辺をこれからは気にしていきたいなと思いました。

…まあ、とにもかくにもこの2人はいろいろと刺激し合っているように思いますよ。特に奉太郎はかなりえるに対して刺激を貰ってると思う。今回椎茸の話が出ましたけど、自分はまさに椎茸が奉太郎でえるが雷なのかなと感じました。えるが雷ってまたアレですけど、それくらいえるには勢いがありますしね。タイプ的に昔の奉太郎が一番苦手であろうタイプがえるだと思いますけど、なんだかんだで感化されているところもある。そして結構えるのことを見てるから彼女の性格面もよく理解しているしね。まあ自分の家を普通より少し広いで済ませているあたり価値観の違いというものにまだ絶望的な差を感じてはいるんですが(笑)まあ農家っていうのは相当な土地面積を必要とするからねえ(汗)

今回からは短編が続くということでブログ内での推理とかはなくなるでしょうから、やはり人間模様を楽しみにしていきたいですね。ここにきて恋愛色が強くなりそうな気がしてきましたが、里志の話についてもまだ先がある可能性もあるし、メイン以外のキャラの活躍をあるかもしれないのでその辺を挙げていきたいですね。
…しかし奉太郎がやる気を出した時の里志と摩耶花の反応は良い意味で酷かったね(汗)病気と断定されてしまうほどの豹変ぶりだと2人は感じている、それくらいにこの奉太郎はありえないということなんでしょうね(汗)自分の中では奉太郎は着々と自主的になりつつあるように思うからあまり実感がないんですけど、やはりもっと前から、それこそえると関わる前からの奉太郎といくらか過ごしてきた2人だからこその反応なんだろうなあ…。…しかし摩耶花の心配っぷりが冗談に見えないのがなんか面白かった(笑)

次回もえると奉太郎の絡みっぽいので、次回も気になりながら待ちたいと思います。では。


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コメント

No title

お疲れ様です。奉太郎が自主性を見せた貴重な?エピソードでした。以前、里志が、「千反田さんに会って奉太郎は変わった」みたいなことを言っていましたが、実は「氷菓」は奉太郎の精神的成長を描いた作品だったとか(冗談です。すいません)。関係性で言えば、管理人さんが雷とシイタケの関係を二人に例えたのはなるほどです。実際、えるからの危機を感じたことで奉太郎は推理を働かせているし。
えるが恋愛感情に疎いのは間違いなさそうですが、奉太郎の気になることが気になると言って、わざわざ図書館までつきあって、調査を手伝うのは意識下で好きだから?自分の恩師とかならともかく、違う中学の先生の気持ちなんて普通は興味持たないと思うので。
表情に出さないのでわかりにくいのですが、奉太郎もまんざらでもなさそうですね。今回は妄想二人乗りシーンが良かったです(汗)。今後、一層の進展があるといいのですが…。

面白かったですね~。
奉太郎の凄さもさることながら、えるとの恋愛模様が気になります。
見えない所ですら、人と真摯に向き合おうとする奉太郎に惹かれているえる。
そして、文化祭の時から思ってましたがさとしの気持ちが痛いほど分かる(ρ_-)o
さとしには無い才能をもつ奉太郎。
その才能を羨望と共に見つめながらも、その能力を伸ばそうとしない(その手の職業につく気もなさそう)な奉太郎にそうとうヤキモキしてるのではないでしょうか?

推理が良いスパイスとなり、人間模様が楽しみな作品だと思います。

satoshiさん

こんばんわ。コメントありがとうございます。

>以前、里志が、「千反田さんに会って奉太郎は変わった」みたいなことを言っていましたが、実は「氷菓」は奉太郎の精神的成長を描いた作品だったとか

自分もそう思っていますよ。彼の消極的な性格とは相反した存在がえるなわけで、そんな彼女とひょんに関係を持つようになったことで、以前に無かったものが引き出されてきているのではないかと思います。そしてそんな奉太郎を見てきてえるも意識をし始めるとなると、お互いにとっていい出会いとして進展していきそうですよね。

>えるが恋愛感情に疎いのは間違いなさそうですが、奉太郎の気になることが気になると言って、わざわざ図書館までつきあって、調査を手伝うのは意識下で好きだから?

きっかけとしては、普段基本的に物事に興味を示さない奉太郎が気になることだから、よほどすごいことなんだろうなという好奇心が最大だったと思いますが、潜在的な意識はあると思いますね。自覚は出来ていませんが、このえるの気持ちは後に大きな意味合いを持ってきそうです。

名無しさん

こんばんわ。コメントありがとうございます。

>見えない所ですら、人と真摯に向き合おうとする奉太郎に惹かれているえる。

表面上面倒くさそうにしていますけど、人のことはしっかり思ってくれている。思えば自分の依頼も受けてくれたことがありましたけど、そういう内面の優しさというのを徐々に理解していき、今回それが少し違う意識に昇華したという段階ですかね。えるも気になることばかりではなく、しっかり奉太郎を持ているなって思えますよね。

>その才能を羨望と共に見つめながらも、その能力を伸ばそうとしない(その手の職業につく気もなさそう)な奉太郎にそうとうヤキモキしてるのではないでしょうか?

つまりやっぱり里志は奉太郎に「期待」をしているということで、前回の陸山に向けた田名辺みたいな心情なんでしょうかね。男としての嫉妬という面が強そうですけど、この嫉妬の話が結論付いているのであれば里志はそういう感情を持つかもしれませんね。

No title

あ~次回は「あれ」やるんですよね~
まともにやるとセリフめっちゃ多いので正直アニメでは削られると思ったエピソードだけど・・・
脚本の人がどう料理してくるか
「私、気になります」

ひょうがさん

こんばんわ。コメントありがとうございます。

>あ~次回は「あれ」やるんですよね~
まともにやるとセリフめっちゃ多いので正直アニメでは削られると思ったエピソードだけど・・・

ほうほう、台詞多しですか。ということは基本的にえると奉太郎の会話劇になるのかな。でも2人の様子を見てニヤニヤできるならそれで良さそうな気もしますけどね(笑)
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