ココロコネクト:9話感想
ココロコネクトの感想です。
欲望に打ち勝つ欲望。
欲望に打ち勝つ欲望。
前を向けた唯、そして姫子は…。
素っ頓狂な作戦で解決を迫るパターンが多いココロコネクトなんですが、今回もまあかなり前衛的な策を講じてきましたね(笑)
今回の相手は唯、彼女は誰かをまた殴り傷つけてしまうことを恐れて引きこもっている段階でした。そんな中太一と青木が唯の元へ行き説得を試みます。その前にもこの2人はお互いモヤモヤしてるものを解決しようと謝り合ったわけなんですが、そのきっかけとしては太一の心境の変化が大きかったですね。
自己犠牲野郎として他人が傷つくのを放っておけない性格なんですが、それが自己中であることも理解しかつ傷付き合うことを前提とした対人関係というものを許容できるようになったということです。傷つけること自体に拒否感を抱いていた以前の太一だったら、絶対にこの考え方を受け入れることなんてできないと思うんですよね。だからこそ今までは誰も傷つけないようにと自分が犠牲になる形で誰かと付き合うことを意図的に避けていたわけなんですが、それでは一向に解決にはたどり着かないし、多少のリスクがあったとしても自分で関わっていくことを止めてしまったらそれでもう先はないわけですからね。太一の心境に関しては今回は序盤に少し触れられた程度ですが、この変化って太一にとってはこれ以上ないほどの大きな変化だと思いますね。
さて唯ですが青木の発案は何と「ラブホに行こう」と(汗)相変わらず斜め上な提案をしてくる男どもなわけですけど、しっかりも理由も。
欲望解放は基本的には理性というものがなくなって、もちろん一番危険視されるものといえばもちろん3大欲求でしょうね。本能的に持っているものですから抑制無しに発動する可能性が高いしかなり危ない。特に危険なのはもちろん性欲で、青木も男ですから、自分の好きな人を目の前にしてヤりたいという気持ちが出るのは欲望として当然あるでしょう。しかし、それ以上に感じていることが好きな人を傷つけたくないという気持ち。これも同様に欲望と感じることが出来るのではないか?ということです。つまりは唯とヤりたいという気持ちより、それで唯が傷つくところを見たくないという気持ちが勝れば、欲望解放しても後者が勝つのではないか?ということですね。
だからこそ、唯も初めて人を傷つけてしまった時はその辛さが分かってなかったけど、今は引きこもるまでに誰かを傷つけることを嫌がっているわけだから、また同じような場面に出くわしても、傷つけたらいけないという欲望が勝るから大丈夫だということを伝えました。
欲望と聞くと基本的にはネガティブな発想が生まれる場合が多いだけに、これは逆転の発想ですね。要はみんな欲望解放という事態が起こるということを聞いて同じようにネガティブな発想でいるからこそ、さらに悪循環をしているんじゃないかってうことが言えるかもしれないんですよね。そうではなく、自分はこういう欲望もあるけど、それ以上にこうしたいんだという強い意志があれば勝てるかもしれない、元からポジティブに自分を持っていけばいいのではないかと。最初から「傷つけちゃうかもしれない」と弱気な考え方をしているから、実際にそうなってしまうということかもしれませんからね。
…まあこの欲望の相殺に関しては憶測の域を出ない話なんですが、要は青木としては今まで上手くやってきたみんなだからこそその信頼関係をここで崩したくない、そして絶対に崩れないというということを示したかったのではないかなと思っています。どんなことがあっても自分は唯を傷つけないという自信も信頼、欲望解放という本音が出るものだからこそ、結果思っていた通りになることは最大級の信頼の証となります。欲望解放が起こっているから、その傷を広げないためにあえて関係を絶つ。それって結局は信頼していないことに繋がることになります。もちろん人間付き合いの中での騙し合いでの関係というのは当然起こるモノなんですけど、だからこそそこから真の絆を意識することも出来ます。青木としては唯を好きと言う気持ち、そして彼女を守りたいという気持ちが確かだったからこその行動だったと言えるでしょう。
反面、危ういのが姫子ですね。姫子の中学時代の対人関係が分かりましたけど、どうやら彼女は生活に支障をきたさない程度の人間関係しか築いてこなかったということ。だからこそ友達とかそういうのは本音を隠して付き合っているということを自らも今までしてきていたということだったからこそ、今の距離を置くという状態になっているんでしょうかね。そういう関係しか築いてこなかった分、今の高校での5人関係を気に入っているから、前に出た付き合いが出来なくなっている感じです。
姫子には大きな爆弾があります。これが露になると確実にこの5人の関係が終わる。突然出張してきたふうせんかずらには完全に見透かされていますけど、太一に対しての恋心ですね。太一と伊織が両想いであることを知っているからこそ、姫子は双方に妥協したいと思っているからなるべく関わろうとしていない、何よりこうやって思うということは自分の欲望に伊織から太一を奪いたいという気持ちがあるというのが彼女の中で不安定になっている要因なんでしょうね。高校になって信用できる友達が出来たのにそれを裏切る形になってしまう。そしてそれを自分は望んでいる。伊織は家庭環境の面からこの5人の関係の維持に必死だったんですが、今回の話を見て姫子の方がより必死になっているなと感じました。
そんな中研修が始まったわけなんですがどこまで我慢できるか…と言っても、予告からしてばれたということなんでしょう(汗)話数的には次で終わりそうな気もしますが、姫子はどこまで素直になれるのか楽しみです。では。
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素っ頓狂な作戦で解決を迫るパターンが多いココロコネクトなんですが、今回もまあかなり前衛的な策を講じてきましたね(笑)
今回の相手は唯、彼女は誰かをまた殴り傷つけてしまうことを恐れて引きこもっている段階でした。そんな中太一と青木が唯の元へ行き説得を試みます。その前にもこの2人はお互いモヤモヤしてるものを解決しようと謝り合ったわけなんですが、そのきっかけとしては太一の心境の変化が大きかったですね。
自己犠牲野郎として他人が傷つくのを放っておけない性格なんですが、それが自己中であることも理解しかつ傷付き合うことを前提とした対人関係というものを許容できるようになったということです。傷つけること自体に拒否感を抱いていた以前の太一だったら、絶対にこの考え方を受け入れることなんてできないと思うんですよね。だからこそ今までは誰も傷つけないようにと自分が犠牲になる形で誰かと付き合うことを意図的に避けていたわけなんですが、それでは一向に解決にはたどり着かないし、多少のリスクがあったとしても自分で関わっていくことを止めてしまったらそれでもう先はないわけですからね。太一の心境に関しては今回は序盤に少し触れられた程度ですが、この変化って太一にとってはこれ以上ないほどの大きな変化だと思いますね。
さて唯ですが青木の発案は何と「ラブホに行こう」と(汗)相変わらず斜め上な提案をしてくる男どもなわけですけど、しっかりも理由も。
欲望解放は基本的には理性というものがなくなって、もちろん一番危険視されるものといえばもちろん3大欲求でしょうね。本能的に持っているものですから抑制無しに発動する可能性が高いしかなり危ない。特に危険なのはもちろん性欲で、青木も男ですから、自分の好きな人を目の前にしてヤりたいという気持ちが出るのは欲望として当然あるでしょう。しかし、それ以上に感じていることが好きな人を傷つけたくないという気持ち。これも同様に欲望と感じることが出来るのではないか?ということです。つまりは唯とヤりたいという気持ちより、それで唯が傷つくところを見たくないという気持ちが勝れば、欲望解放しても後者が勝つのではないか?ということですね。
だからこそ、唯も初めて人を傷つけてしまった時はその辛さが分かってなかったけど、今は引きこもるまでに誰かを傷つけることを嫌がっているわけだから、また同じような場面に出くわしても、傷つけたらいけないという欲望が勝るから大丈夫だということを伝えました。
欲望と聞くと基本的にはネガティブな発想が生まれる場合が多いだけに、これは逆転の発想ですね。要はみんな欲望解放という事態が起こるということを聞いて同じようにネガティブな発想でいるからこそ、さらに悪循環をしているんじゃないかってうことが言えるかもしれないんですよね。そうではなく、自分はこういう欲望もあるけど、それ以上にこうしたいんだという強い意志があれば勝てるかもしれない、元からポジティブに自分を持っていけばいいのではないかと。最初から「傷つけちゃうかもしれない」と弱気な考え方をしているから、実際にそうなってしまうということかもしれませんからね。
…まあこの欲望の相殺に関しては憶測の域を出ない話なんですが、要は青木としては今まで上手くやってきたみんなだからこそその信頼関係をここで崩したくない、そして絶対に崩れないというということを示したかったのではないかなと思っています。どんなことがあっても自分は唯を傷つけないという自信も信頼、欲望解放という本音が出るものだからこそ、結果思っていた通りになることは最大級の信頼の証となります。欲望解放が起こっているから、その傷を広げないためにあえて関係を絶つ。それって結局は信頼していないことに繋がることになります。もちろん人間付き合いの中での騙し合いでの関係というのは当然起こるモノなんですけど、だからこそそこから真の絆を意識することも出来ます。青木としては唯を好きと言う気持ち、そして彼女を守りたいという気持ちが確かだったからこその行動だったと言えるでしょう。
反面、危ういのが姫子ですね。姫子の中学時代の対人関係が分かりましたけど、どうやら彼女は生活に支障をきたさない程度の人間関係しか築いてこなかったということ。だからこそ友達とかそういうのは本音を隠して付き合っているということを自らも今までしてきていたということだったからこそ、今の距離を置くという状態になっているんでしょうかね。そういう関係しか築いてこなかった分、今の高校での5人関係を気に入っているから、前に出た付き合いが出来なくなっている感じです。
姫子には大きな爆弾があります。これが露になると確実にこの5人の関係が終わる。突然出張してきたふうせんかずらには完全に見透かされていますけど、太一に対しての恋心ですね。太一と伊織が両想いであることを知っているからこそ、姫子は双方に妥協したいと思っているからなるべく関わろうとしていない、何よりこうやって思うということは自分の欲望に伊織から太一を奪いたいという気持ちがあるというのが彼女の中で不安定になっている要因なんでしょうね。高校になって信用できる友達が出来たのにそれを裏切る形になってしまう。そしてそれを自分は望んでいる。伊織は家庭環境の面からこの5人の関係の維持に必死だったんですが、今回の話を見て姫子の方がより必死になっているなと感じました。
そんな中研修が始まったわけなんですがどこまで我慢できるか…と言っても、予告からしてばれたということなんでしょう(汗)話数的には次で終わりそうな気もしますが、姫子はどこまで素直になれるのか楽しみです。では。
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投稿者・全力丘
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さて9話です
ーざっすじー
青木と太一は少し強引な手を使ってでも
桐山を助けることを決心する
同じ頃、稲葉のもとへフウセン
ココロコネクト 第9話「止まらない止まらない止まらない」
青木がイケメンすぎる。
アホなことを言えば言うほど格好良く見えるって、三枚目は得な性格だなぁ。
以下、「ココロコネクト」第9話のネタバレ感想になります。
ようやく青木の
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