さくら荘のペットな彼女:4話感想
さくら荘のペットな彼女の感想です。
やりたいことを貫くことは、才能じゃない。
やりたいことを貫くことは、才能じゃない。
ようやく自分の本心に向き合えた空太。
才能抜群なさくら荘の住人の中にいて、自分自身の才能のなさに絶望し、さらに相手の失敗に多少なりともホッとしてしまう自身への嫌悪が相まって、心が折れる寸前まで来ていた空太。実際、ここでましろがすんなり通っていたらさらに才能の差を感じて、余計に「俺なんて…」みたいな風になっていたかもしれませんけどね。
仁も同様に美咲に対して似たような感情を持ったことがあると告白していましたが、やはり追う側としては、近づこうとしても相手がさらに速いスピードで前に進んでいってしまうのは、追いかける気力を失くしてしまうという部分もあるかもしれませんからね。顔に出てしまうということはよっぽどのことだったろうし、まあそういう嫉妬みたいな感情が生まれることは普通のことっちゃ普通のことですからね。
で、なんでここまで自己嫌悪するかっていったら、それはまあ2つの理由があって、ましろが漫画のことが好きで頑張っている姿を見てきているってのと、心のどこかにましろが好きだからという気持ちがあるからだと思います。頑張っている相手に対して素直に喜べずに、むしろ失敗したことで自分自身の立場に少しでも近づけようとしているんでしょう。遠くに行きそうな存在が一瞬近くに感じた、それは彼が彼女のことを好きだからこそ、手の届きそうな位置に来たのではないかという嬉しさみたいなのが出たんじゃないかなーと思いました。
もちろん、その辺はまだ無自覚に近いでしょうけど、最終的にさくら荘を出ることを拒んだのも、自身の成長と合わせてましろの傍にいたいというのも自分の本心の一つだったということに気付いたということでしょうね。正直、ただ単にゲームクリエイターになりたければ、別にさくら荘を出て行ってもいいわけだし、その方が集中できる可能性が高い。でもそんな自身の夢を追う中でましろの近くにいて面倒も見たいと思うのは、ゲームクリエイターになりたいという夢も、ましろを見守っていきたいというのも両方自分のやりたいことだったということだったんでしょう。
何気に龍之介の助言っていうのは良かったよね。ぼろぼろになるっていうのを言うのであれば、まずはその本をぼろぼろになるまで読めということ。
つまり才能のなさに嘆くのなら、とことんまで努力してから言えと。
人の成功にはもちろん才能と運はあると思っています。しかし、それらをやってきた人でも絶対にしているであろう努力。才能がないから努力しても意味がないとか言う人は、だったら才能がある奴くらい努力してそれでも敵わなかったらその言い訳をしろということなんじゃないかと。天才って、努力の天才なんだなってとても感じていますよ。
今回のましろなんてまさにそう。絵の成功に関しては本人の不本意な部分もあるからまだどれだけ頑張ってきたのか分からないんですけど、こうやって漫画を描いている時の姿というのは、まさに寝る間を惜しんで制作に励んでいます。はなから自分はダメだって言ってたらそもそもスタートしないから、もちろんゴールするわけがない。成功がゴールなら、スタートラインを切らないことには可能性はゼロですね。
とにかくまずは進もうとすること、この一歩がかなり時間がかかるのは間違いないと思いますが、空太は進もうとすることができたという事でした。
その中で決定打となったのが、ましろの漫画の内容が自分と空太の関係を投影させていたということ。そういえば以前漫画のネタにしたいとか言っていましたけど、本当にしていたんですね(汗)まあでも話作りが絶望的に上手くないましろにとって、自身の経験をネタにするっていうのは大きな手法であるから、アドバイスもあってそれを利用したということでしょう。その中でラストのやりかたがまさに今空太の状態そのもので、それのせいでましろは入選できなかったということ。
まさに空太の迷っている状態が誰にも評価されなかったということですよね。
自分のせいでというよりも、このラストの腑に落ちない感じがまさに自分と被っていることから、客観的に自分のダメさを見つめる大きなものとなりましたよね。だからこそこんな自分では無く、漫画のラストが輝くようなそんな自分にならなくてはいけない、決意みたいなものが目覚めたんでしょうね。自分を客観的に見るって普通は出来ないものですが、この流れはそれを上手く表現していたので、見事だなーって思いました。
さてそんなわけで空太が前を向いたことでひと段落した感じですけど、どうやら今度からはついに青山七海がさくら荘にやってくるという展開になりそうですね。雌とかましろさんは動物扱いしてましたけど、ようやく七海に報われる展開が来た…と思いたいところですが、どう考えてもましろと空太のイチャつきに絶望する彼女しか見えなくて辛い…(汗)今回も不遇な感じで出番が終わってしまったんですけど、果たして報われる時が来るのか…。
まあさくら荘に来ることで距離は近くはなるんですが、この作品のテーマの一つである近くにいて遠い存在みたいなのにすっぽり当てはまりそうで今から鬱になりますね(ぇー)では、
才能抜群なさくら荘の住人の中にいて、自分自身の才能のなさに絶望し、さらに相手の失敗に多少なりともホッとしてしまう自身への嫌悪が相まって、心が折れる寸前まで来ていた空太。実際、ここでましろがすんなり通っていたらさらに才能の差を感じて、余計に「俺なんて…」みたいな風になっていたかもしれませんけどね。
仁も同様に美咲に対して似たような感情を持ったことがあると告白していましたが、やはり追う側としては、近づこうとしても相手がさらに速いスピードで前に進んでいってしまうのは、追いかける気力を失くしてしまうという部分もあるかもしれませんからね。顔に出てしまうということはよっぽどのことだったろうし、まあそういう嫉妬みたいな感情が生まれることは普通のことっちゃ普通のことですからね。
で、なんでここまで自己嫌悪するかっていったら、それはまあ2つの理由があって、ましろが漫画のことが好きで頑張っている姿を見てきているってのと、心のどこかにましろが好きだからという気持ちがあるからだと思います。頑張っている相手に対して素直に喜べずに、むしろ失敗したことで自分自身の立場に少しでも近づけようとしているんでしょう。遠くに行きそうな存在が一瞬近くに感じた、それは彼が彼女のことを好きだからこそ、手の届きそうな位置に来たのではないかという嬉しさみたいなのが出たんじゃないかなーと思いました。
もちろん、その辺はまだ無自覚に近いでしょうけど、最終的にさくら荘を出ることを拒んだのも、自身の成長と合わせてましろの傍にいたいというのも自分の本心の一つだったということに気付いたということでしょうね。正直、ただ単にゲームクリエイターになりたければ、別にさくら荘を出て行ってもいいわけだし、その方が集中できる可能性が高い。でもそんな自身の夢を追う中でましろの近くにいて面倒も見たいと思うのは、ゲームクリエイターになりたいという夢も、ましろを見守っていきたいというのも両方自分のやりたいことだったということだったんでしょう。
何気に龍之介の助言っていうのは良かったよね。ぼろぼろになるっていうのを言うのであれば、まずはその本をぼろぼろになるまで読めということ。
つまり才能のなさに嘆くのなら、とことんまで努力してから言えと。
人の成功にはもちろん才能と運はあると思っています。しかし、それらをやってきた人でも絶対にしているであろう努力。才能がないから努力しても意味がないとか言う人は、だったら才能がある奴くらい努力してそれでも敵わなかったらその言い訳をしろということなんじゃないかと。天才って、努力の天才なんだなってとても感じていますよ。
今回のましろなんてまさにそう。絵の成功に関しては本人の不本意な部分もあるからまだどれだけ頑張ってきたのか分からないんですけど、こうやって漫画を描いている時の姿というのは、まさに寝る間を惜しんで制作に励んでいます。はなから自分はダメだって言ってたらそもそもスタートしないから、もちろんゴールするわけがない。成功がゴールなら、スタートラインを切らないことには可能性はゼロですね。
とにかくまずは進もうとすること、この一歩がかなり時間がかかるのは間違いないと思いますが、空太は進もうとすることができたという事でした。
その中で決定打となったのが、ましろの漫画の内容が自分と空太の関係を投影させていたということ。そういえば以前漫画のネタにしたいとか言っていましたけど、本当にしていたんですね(汗)まあでも話作りが絶望的に上手くないましろにとって、自身の経験をネタにするっていうのは大きな手法であるから、アドバイスもあってそれを利用したということでしょう。その中でラストのやりかたがまさに今空太の状態そのもので、それのせいでましろは入選できなかったということ。
まさに空太の迷っている状態が誰にも評価されなかったということですよね。
自分のせいでというよりも、このラストの腑に落ちない感じがまさに自分と被っていることから、客観的に自分のダメさを見つめる大きなものとなりましたよね。だからこそこんな自分では無く、漫画のラストが輝くようなそんな自分にならなくてはいけない、決意みたいなものが目覚めたんでしょうね。自分を客観的に見るって普通は出来ないものですが、この流れはそれを上手く表現していたので、見事だなーって思いました。
さてそんなわけで空太が前を向いたことでひと段落した感じですけど、どうやら今度からはついに青山七海がさくら荘にやってくるという展開になりそうですね。雌とかましろさんは動物扱いしてましたけど、ようやく七海に報われる展開が来た…と思いたいところですが、どう考えてもましろと空太のイチャつきに絶望する彼女しか見えなくて辛い…(汗)今回も不遇な感じで出番が終わってしまったんですけど、果たして報われる時が来るのか…。
まあさくら荘に来ることで距離は近くはなるんですが、この作品のテーマの一つである近くにいて遠い存在みたいなのにすっぽり当てはまりそうで今から鬱になりますね(ぇー)では、
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さくら荘のペットな彼女 4話
だったらお願いがあるの。
名前を呼んで・・
・・・ソッチじゃなくて。
ちなみに使用済。
さくら荘のペットな彼女 4話「色を変える世界」
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(´;ω;`)ブワッ
あれ?シリアス(^^;
どうやら着々と脱・さくら荘に向けて進んでいるみたいですね。
―あらすじ―
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空太がさくら荘を出て行く。
ましろちゃんにとって思ってもないことで衝撃だったようですが...
猫の引き取り手も見つかっていって、空太が出て行く日も近づく。
ましろちゃんは徹
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無口キャラのましろだけど、心の中で何も考えてないワケじゃないんだぜ!回でした。
そこに空太がどれだけ気付いてあげられるか?は、今後も度々ポイントになってくる感じですね。
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ここに来てイイハナシダナーな感じに。
不器用なところをお互いフォローしあうさくら荘メンバーが素敵んぐ(^^)
やる時はやるじゃなイカ。
ましろちゃん、漫画家デビューおめでとう
さくら荘のペットな彼女 第4話「色を変える世界」
なんかエロ成分たんなくね?
出だしはパンツ枠だと思ったんだけど
ちょっとシリアスになってきてるし
見誤ったか…
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