猫物語(黒):感想
猫物語(黒)の感想です。
化物語に繋がる物語。
化物語に繋がる物語。
恋をしていたのか分からない失恋…ね。
まあ実質最初の恋がこれで戦場ヶ原ひたぎさんになるっていう流れということでしょうけど、化の頃から感じていた阿良々木さんの特殊な羽川への執着の原点となるストーリーということでしょうか。
まあ羽川に対しての「恋心」というものが「下心」から始まっていたのには思わず笑いましたけど、そこでさらに月火の胸をわしづかみにしたりと変態度はある意味化時代よりも酷いんじゃないかと思いますね(汗)生身の人間ではない真宵に対しては何も躊躇わずに突撃していますけど、全体的には化時代はむしろマイルドになっているのではないかと。それもこれもひたぎという恐ろしい彼女が出来たおかげなのかなとは思いましたが(笑)
…まあでも羽川の胸は確かに思春期男性諸君にはロマンの塊なんだとは思いますけどね。
というわけで羽川の家庭事情は化時代にすでにそこそこ語られていたので想像はついていましたが、いざ掘り下げてみるとなかなかに酷いDVを受けている感じでしたね。特に羽川の部屋が無いというのを阿良々木が発見したときの驚愕さというか、そこに感じるどす黒さみたいなのがすごく良く表現されていたのではないでしょうか。あのシーンは結構戦慄した場面でした。
ていうか何が恐ろしいかって、あんな仕打ちをされておきながら羽川が結構ケロッとしているところなんですよ。本当の両親な死に、そして今の育ての親に虐げられている。普通なら精神崩壊してもおかしくないような雰囲気だと思いますよ。むしろ壊れていてくれた方がみんなも分かりやすいところなんですが、それでいて普通に過ごしているからこそ、羽川の育ての親はもちろん異常だと思いますが自分は羽川にも妙な異常性を感じるところです。別に悪い意味だけではないけどね。
思えば、最初の阿良々木と月火の会話にしても、基本的には変顔と阿良々木の変態っぷりが見所ではあったんですが、阿良々木家の楽しくやっている様を見ているわけなので、余計に羽川家の問題というものが強調されているなって自分は思いました。阿良々木も異常っちゃ異常だけど、倫理的な問題はさておいて微笑ましいレベル。羽川の話にファイヤーシスターズとの絡みを事前に入れているのはそういう意図もあるのかなと思っています。化のつばさキャットで2人が出て来たのかあんまり覚えていないけどね(汗)
まあ話によると猫物語のもう一つの白は偽の後みたいで、姉妹話が終わった後って言うのは何か意味があるのかなーとは思っています。いつやるかは分からないですけど(汗)
そして猫を埋葬したところで障り猫にとりつかれて俗に言うブラック羽川誕生。猫さんは羽川のストレス発散の手伝いの意味で暴れている、要は羽川のことを考えているみたいなことを言っていましたが、それはまた違う方向性の救いですから、当然阿良々木は許すこともなく。忍(命名はまだされていなかったようですが)からもらった分離させる刀を自分で飲んで隠していたという吸血鬼ならではの荒業を使用してダメージを与えていましたね(汗)相変わらず自身の身体をかえりみない捨て身の策を取ってくる阿良々木ですけど、この辺の心境は吸血鬼になるところを描いた傷に期待ということなんでしょうか。
そしてつばさキャット同様に最後のとどめを決めてくれたのは忍でした。つばさキャット時のようなスタイリッシュな討伐方法ではありませんでしたが、相変わらず頼りにはなりますね。それこそ戦闘面での阿良々木の頑張りが霞んでしまう程に(汗)
つばさキャットでは阿良々木への恋心からこじれていっていましたけど、今回も結局は阿良々木への恋心というものに落ち着いていたということでしたよね。ということは、羽川はここからあの時までずっと恋心を抱き続けていたということになるのかなと。阿良々木は自身の恋を恋だと断定できずにこの気持ちを切ってしまった分、それを追い求め続けていた羽川がまた切ないですね。そう考えると阿良々木はあの後ひたぎと付き合うというもの酷な話ではありますよね(汗)罪な男だ。
全体的にも2時間という長丁場でしたが、話の持っていき方はさすがだなと思いましたし、演出などでいい雰囲気が出ていたのではないでしょうか。羽川が異様にエロかったのも、阿良々木視点的な意味がありそうかと思ったんですが、まあ多分スタッフの趣味なんだろうなという風には考えています(笑)まったくけしからんね!(褒め言葉)
これで傷も気になりますし、後の白も気になるような風になりましたし、改めて羽川は物語シリーズにおいては主人公キャラなんだなと感じたところです。主人公であって、ヒロインではないと言うところがミソなんですけどね(汗)改めて化を見直すといろいろと違う視点が見えてきそうです。では。
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まあ実質最初の恋がこれで戦場ヶ原ひたぎさんになるっていう流れということでしょうけど、化の頃から感じていた阿良々木さんの特殊な羽川への執着の原点となるストーリーということでしょうか。
まあ羽川に対しての「恋心」というものが「下心」から始まっていたのには思わず笑いましたけど、そこでさらに月火の胸をわしづかみにしたりと変態度はある意味化時代よりも酷いんじゃないかと思いますね(汗)生身の人間ではない真宵に対しては何も躊躇わずに突撃していますけど、全体的には化時代はむしろマイルドになっているのではないかと。それもこれもひたぎという恐ろしい彼女が出来たおかげなのかなとは思いましたが(笑)
…まあでも羽川の胸は確かに思春期男性諸君にはロマンの塊なんだとは思いますけどね。
というわけで羽川の家庭事情は化時代にすでにそこそこ語られていたので想像はついていましたが、いざ掘り下げてみるとなかなかに酷いDVを受けている感じでしたね。特に羽川の部屋が無いというのを阿良々木が発見したときの驚愕さというか、そこに感じるどす黒さみたいなのがすごく良く表現されていたのではないでしょうか。あのシーンは結構戦慄した場面でした。
ていうか何が恐ろしいかって、あんな仕打ちをされておきながら羽川が結構ケロッとしているところなんですよ。本当の両親な死に、そして今の育ての親に虐げられている。普通なら精神崩壊してもおかしくないような雰囲気だと思いますよ。むしろ壊れていてくれた方がみんなも分かりやすいところなんですが、それでいて普通に過ごしているからこそ、羽川の育ての親はもちろん異常だと思いますが自分は羽川にも妙な異常性を感じるところです。別に悪い意味だけではないけどね。
思えば、最初の阿良々木と月火の会話にしても、基本的には変顔と阿良々木の変態っぷりが見所ではあったんですが、阿良々木家の楽しくやっている様を見ているわけなので、余計に羽川家の問題というものが強調されているなって自分は思いました。阿良々木も異常っちゃ異常だけど、倫理的な問題はさておいて微笑ましいレベル。羽川の話にファイヤーシスターズとの絡みを事前に入れているのはそういう意図もあるのかなと思っています。化のつばさキャットで2人が出て来たのかあんまり覚えていないけどね(汗)
まあ話によると猫物語のもう一つの白は偽の後みたいで、姉妹話が終わった後って言うのは何か意味があるのかなーとは思っています。いつやるかは分からないですけど(汗)
そして猫を埋葬したところで障り猫にとりつかれて俗に言うブラック羽川誕生。猫さんは羽川のストレス発散の手伝いの意味で暴れている、要は羽川のことを考えているみたいなことを言っていましたが、それはまた違う方向性の救いですから、当然阿良々木は許すこともなく。忍(命名はまだされていなかったようですが)からもらった分離させる刀を自分で飲んで隠していたという吸血鬼ならではの荒業を使用してダメージを与えていましたね(汗)相変わらず自身の身体をかえりみない捨て身の策を取ってくる阿良々木ですけど、この辺の心境は吸血鬼になるところを描いた傷に期待ということなんでしょうか。
そしてつばさキャット同様に最後のとどめを決めてくれたのは忍でした。つばさキャット時のようなスタイリッシュな討伐方法ではありませんでしたが、相変わらず頼りにはなりますね。それこそ戦闘面での阿良々木の頑張りが霞んでしまう程に(汗)
つばさキャットでは阿良々木への恋心からこじれていっていましたけど、今回も結局は阿良々木への恋心というものに落ち着いていたということでしたよね。ということは、羽川はここからあの時までずっと恋心を抱き続けていたということになるのかなと。阿良々木は自身の恋を恋だと断定できずにこの気持ちを切ってしまった分、それを追い求め続けていた羽川がまた切ないですね。そう考えると阿良々木はあの後ひたぎと付き合うというもの酷な話ではありますよね(汗)罪な男だ。
全体的にも2時間という長丁場でしたが、話の持っていき方はさすがだなと思いましたし、演出などでいい雰囲気が出ていたのではないでしょうか。羽川が異様にエロかったのも、阿良々木視点的な意味がありそうかと思ったんですが、まあ多分スタッフの趣味なんだろうなという風には考えています(笑)まったくけしからんね!(褒め言葉)
これで傷も気になりますし、後の白も気になるような風になりましたし、改めて羽川は物語シリーズにおいては主人公キャラなんだなと感じたところです。主人公であって、ヒロインではないと言うところがミソなんですけどね(汗)改めて化を見直すといろいろと違う視点が見えてきそうです。では。
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コメント
No title
リッシーさん
こんばんわ。コメントありがとうございます。
>原作既読の視点ですが原作の取捨選択・演出・音楽、そして声優さんの演技と
今までのシリーズと比べてもかなり高レベルだったと思います
なるほど、原作既読者の方も絶賛ということで、今回はとても完成度が高かったんでしょうね。未読としても満足できる内容だったと思っている分、良い出来だったのかなと感じるところです。
>暦にとって羽川は恋する相手とかそういうレベルを通り越してしまっているので
きっと暦にしても「好き」とは簡単に言ってしまえる言葉ではなかったのでしょう
難しいところですね。好きの度合い、また本人の自覚や意識の程度がまだまだ未熟というのもあったと思いますが、いい感じのすれ違いでしたよね。
>…そっちよりも早く傷物語を作って欲しいところではありますが(汗)
暦が吸血鬼になった話ですよね。楽しみです!
>原作既読の視点ですが原作の取捨選択・演出・音楽、そして声優さんの演技と
今までのシリーズと比べてもかなり高レベルだったと思います
なるほど、原作既読者の方も絶賛ということで、今回はとても完成度が高かったんでしょうね。未読としても満足できる内容だったと思っている分、良い出来だったのかなと感じるところです。
>暦にとって羽川は恋する相手とかそういうレベルを通り越してしまっているので
きっと暦にしても「好き」とは簡単に言ってしまえる言葉ではなかったのでしょう
難しいところですね。好きの度合い、また本人の自覚や意識の程度がまだまだ未熟というのもあったと思いますが、いい感じのすれ違いでしたよね。
>…そっちよりも早く傷物語を作って欲しいところではありますが(汗)
暦が吸血鬼になった話ですよね。楽しみです!
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今までのシリーズと比べてもかなり高レベルだったと思います
>そう考えると阿良々木はあの後ひたぎと付き合うというもの酷な話ではありますよね(汗)
この時点で助けを求めることができていたら何かが変わっていたのかもしれませんね
暦にとって羽川は恋する相手とかそういうレベルを通り越してしまっているので
きっと暦にしても「好き」とは簡単に言ってしまえる言葉ではなかったのでしょう
羽川の家庭の問題、暦への恋心など全ての決着は猫白に持ち越しなので放映が待たれるところです
…そっちよりも早く傷物語を作って欲しいところではありますが(汗)