たまこまーけっと：３話感想

外見クールに見えて実は繊細、朝霧史織さん。

時が経つのは早く、もう４月となりたまこたちは進級となりました。前回複雑な恋愛心境を見せたみどりとはクラスが離れてしまう結果になってしまいましたが、まあバトン部ということで部活が同じだから普通に交流できていますね。

そんな中物語に絡んできたバドミントン部の朝霧史織。今年はたまこと同じクラスになったということで積極的にコミュニケーションと取ろうとしたんですが、そっぽ向かれてしまったようにたまこは感じて、馴れ馴れしすぎたかなと反省していました。
しかし実際は朝霧さんの方がかなりの奥手であり、たまこの積極的な行動に嬉しがっていでも、それを言葉で表すことができなかったようです。モチマッヅィの一目惚れから家に来た時もありましたけど、そこで楽しかったという感謝の言葉も言うことができず、かなりモヤモヤしていましたね。言葉は何気ないものなんですが、いざとなるととたんに出てこなくなる。そういうことって結構ありますからねー。

そしてやはり物語上大事になるのはあのコーヒー店になるんですね。言葉は音楽に乗せると言いやすいってのはあるよなあ。てか、ラブソングなんて歌詞だけ読んだら恥ずかしい言葉連呼しているようなもんだしね（笑）
で、そういう流れだったので朝霧さんが歌いださないかと妙な心配をしていた自分でしたけど、やっとたまこの目の前で自分の言葉を伝えることができましたね。おそらくたまこは奥手ではないからこういう誰かに何か言葉を伝えるっていうのは慣れっこだから自分から言う分にはあまり意識をしていなかっただろうけど、こういうことを相手から言われる喜びみたいなのを今回は肌で感じたんじゃないかなって思います。何気なく発する「ありがとう」の言葉でさえも、これほどにまで嬉しいもの。やはり言葉というものは大事ですな。
そして今回は基本的に玉砕役だったモチマッヅィですけど、朝霧さんに自分で伝えることの大切さを説いた場面は良かったと思いますね。普通人間の言葉を話せないトリがそんなことを言う辺がシュールではあるんですけど、今回は間違いなくモチマッヅィがたまこと朝霧さんの仲を取り持ったと見て良いでしょうね。友情を作るのは上手いじゃないですか。愛情はダメですけど（笑）
…あとひっそりとたまこと同じクラスになれなかったもち蔵が可哀想だった（汗）こっちも愛情はダメなんだろうか…。

朝霧さんも奥手ではありますが誰かとワイワイやりたいという気持ちは持っているようですね。実際バトン部のたまこたちを見ていたようで、楽しそうにしている様子が羨ましかったんだとか。その中で自分の性格を知っているから自分からは当然行けず、かつ向こうから来られてもどう接していいか分からない。こういう子だからこそ、ちゃんとできるのか不安になってトイレで練習してしまったりと自分への自身の無さみたいなのが出ているのがなんとも健気ですね。相手が気にしないところまで自分が気にしてしまう。そこを今回の件で多少でもいいから乗り越えられたのであればいいですね。みどりとかんなも朝霧さんが輪に加わるのは全然問題ないと思いますが、そこでまた朝霧さんがどう入っていくのかっていうのは楽しみにしたいです。

というか本当に時間の進行ペースが速いですね。大晦日から始まって、２話で２月のバレンタイン、３話で４月進級。２ヶ月のスピードで進んでいっていますけど、これはもしかしたら卒業までやったりするのかなあ。とりあえず時期が早く変わっていってるからその時期その時期のおもちが見れるっていうのは一つの狙いなのかな。今回は桜餅でしたけどね。
サザエさん時空みたいじゃなくてこうやって時間が進んでいろいろと積み重ねていく展開になれば後の展開に生かされてきますし、楽しみになってきました。このまま学校と商店街が主戦場となって展開していって欲しいですなー。今回はモチマッヅィも故郷のことは触れられませんでしたけど、まあこれもやるでしょうからね…。

というわけで次回はもっと笑った朝霧さんが見れればいいかなって思っています。では。


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