たまこまーけっと：５話感想

みどりは自分の気持ちにまだ整理がついてなかったのかな。

２話のバレンタイン回においてみどりの話は少し触れられましたけど、この時はたまこを友達以上の存在として見ているという部分がフォーカスされました。あの話である程度彼女の中でたまこに対しての気持ちの整理はついていたかと思ったんですが、その気持ちを揺るがせたのはもち蔵だったということ。

もち蔵に関しては視聴者目線で見ればほぼ間違いなく報われないだろうなーと思ってしまう境遇だなと感じるところですが、実際のところみどりはもち蔵を結構前から気にかけていましたよね。
みどりはもち蔵がたまこのことを好きだということは分かっているんですけど、だからこそ発生する嫉妬にも似た感情。前に百合っぽいみたいなことも冗談交じりで書いたんですけど、まあ普通に見れば自分の中での大きな存在を取られるという焦りがかなり見られた感じでしたね。恋愛対象っていうところまではさすがに来ていないし、本人もそれは無理なことであるというのは２話で完結していると思うのでそこはいいと思いますけど、だからこその友達目線での離れたくない気持ちが大きく先行してしまったんでしょうか。もち蔵とたまこが恋仲という展開になってしまえば自分たちと関わる時間というのは必然的に少なくなるわけで、そうなるのが嫌だったからこそもち蔵を諦めさせるような言動をしていたということでしょうね。

結構酷い事も言っていた分かなりみどりの中では焦りがあったのかなあ。たまこはあんたのこと何とも思っていないみたいな発言をしましたけど、あれも不確かな事だったんですよね。家も近いし小さい頃からの繋がりだったこともあり、なんだかんだたまこももち蔵のことを好きなんじゃないかという不安があったんでしょうな。だからこそもち蔵に告白は絶対にさせたくなかった。やらせる前に止めたかったということですね。
だからこそ、たまこにもち蔵のことをどう思っていたのか？と聞いた前と後では彼女のもち蔵に対する態度が激変しましたよね（笑）不確かな不安が払しょくされて、彼女の中で一気に余裕みたいなのが生まれましたな。もち蔵にその後は告白を勧めたし、一緒にいることに特に咎めもなくなったと。

結局はみどりのたまこに対する気持ちの大きさが描かれた感じですな。その中でもち蔵のブレない気持ちも確認できましたし、まあ青春って感じですね。ていうかこうなると結構みどりは嫌な奴というかちょっと怖いキャラに見えてくるのかなあ。元々たまこのことが好きということですけど、それが焦りも重なってちょっと悪い方向に行動してしまった結果なので、自分は悩んでるなーってニヤニヤしていたんですけどね（笑）

まあでも別にみどりはもち蔵のことを嫌っているというわけではないですからね。むしろたまこと同じもち仲間として認められている感もありますので、あくまでたまこ第一主義は揺るがないところですが、その辺で一緒にいる分には性別を除けば問題ないでしょうし、その辺は大丈夫なんでしょう。

本編中は結構まどろっこしい描かれ方がされていて、みどりがもち蔵のことを好きなのではないか？ということを思わせるような描写が結構あったんですよね。まあ実際のところそれは違うと思いますけど、ただ面白いのが、たまこが勘違いをしていそうだということですね（笑）最後のシーンでもち蔵に指を立てたたまこですけど、多分あの林間学校でみどりともち蔵が妙に一緒にいるのを見て好きなんじゃないかと勘違いしちゃったんじゃないかなあ。

それこそ２人ともたまこのことが好きだということも知らずにね（笑）

なんか次回からたまことみどりの会話が噛み合いそうになさそうだからその辺のやり取りは面白そうですね。そしてこの勘違いがそのまま行くとしたらそれこそもち蔵の恋成就がさらに遠ざかるっていうね…（汗）ふふふ、やっぱり報われないロード一直線ですな。

さて相変わらず進行スピードが早く、もう夏休みです。制服も夏仕様ということでしたけど、まさかのピンクという前衛的な色。おいおい欲情させる気ですか。
普通は白かなと思ったんですけねえ。普通にこの色の制服の人が街中歩いてたら絶対に２度見するよ（笑）まあ伝統であれば地元民は慣れているんでしょうけどね。

そして毎回結構いい立ち位置にいてくれるデラさん。何度も言うように彼の生い立ちとかは興味ないですが、彼のおかげでこのアニメが回っていると言っても決して過言ではないような役割を持っているなって思います。人間関係においてはこのトリの貢献度はかなり高いなーと思います。トリのくせにね（汗）では。


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