さくら荘のペットな彼女：１９話感想

波乱な入寮だったけど大好きなさくら荘。

そういえば何気に空太がこのさくら荘に入ってくる描写はまだありませんでしたね。美咲先輩からの手厚い（？）歓迎、仁の危ない関係、そして幽霊龍之介、パック魔先生と前評判通りの飛び抜けた入寮初日だったわけです。確かに引きこもりの龍之介のことを空太は知っていたわけですから、その話は今回の回想に繋がったということなんですね。まあ自動AIにぶち切れている空太は確かに滑稽ではありましたな（汗）

美咲先輩は有名人ということで元々知っていたようですが、ゲームをやっても圧倒的な強さを見せるし、そして自分の部屋にもガツガツ入ってくる。さっそく免疫のないようなことがどんどん起こるものだからいつも以上に空太のテンションとツッコミ力が高かったように思いますけど、そんな騒々しい中でもちゃんと自身と猫を歓迎して認めてくれる環境であることに非常に安心して、またいいところだなと思えるようになったんでしょうね。不安だらけでさらに不安になるようなメンバーでもある中で、その温かさも感じることができた、空太にとっての原点がここにあったということでした。

というわけでそんな空太にとって新たな場所であり原点になったさくら荘が取り壊されることに。学校側の決定のようですが、仁はどうもきな臭い雰囲気を感じ取っています。寮生に全く説明をしてこないということはそれこそ寮生に絶対納得してもらえない事案ということでしょうから、主に金の臭いがする展開ですな。そういえば結構前にやってた海月姫っていうアニメでも取り壊しのネタがあって、そこを新しく他のものを立てて事業化するという話もありましたけど、さくら荘も似たような感じになっていくんでしょうか。元々さくら荘っていうのは学校側からしたら全く採算の合わない存在でしょうし、かつ能力的に高かった有名人である美咲が今年で卒業するっていうのが時期として適切だと判断したのかなと思いました。彼女を学校として手放したくないけど、でも一般寮に置いておくのは厳しいと考えていたんでしょうけど、彼女がいなくなることでさくら荘の価値はないということかなって思いました。

いずれにせよさくら荘が無くなることに賛成はできませんよね。いろいろと納得のいかないところでもありますし。ましろとしては男女別になる一般寮では空太の介護も受けれないわけですし、当然嫌ですよね。必然的に空太と関わることができる機会が激減してしまうわけですから。クラスが一緒ではないですから七海とも事情が違いますし、一番深く関わることができる場であるわけですから、その場が奪われる事という話なだけで全体の話を理解していなくとも反対の立場になるでしょう。

今となればたくさんの思い出が出来ているさくら荘。文化祭でもさくら荘メンバー全員で頑張った。このメンバーが卒業以外の話で離れてしまうというのは悲しいことですね。龍之介も理由が開示されないことに不満を持っているみたいですし、先輩２人は支えてくれた後輩のために、全員でこの問題に取り組んでいくようです。またまたさくら荘メンバーが一致団結するときがやってきたわけですが、その強さというのがさくら荘を壊せないものであるということを証明していって欲しいですな。

というわけで恋愛方向はとりあえず置いといて存亡をかけた戦いが始まるようです。今回は主に過去を振り返る回となりましたが、ここにもいろいろと伏線を張っていると思いますので、そこの関連性も楽しみにしたいと思います。では。


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