PSYCHO-PASS:20話感想
PSYCHO-PASSの感想です。
朱、サイコパスの真実を知りどう思う。
朱、サイコパスの真実を知りどう思う。
何か一皮も二皮も剥けた朱さん。
宜野座がまるで狡噛と姿を重ねてしまう程推理をてきぱきとこなしていく朱。間近で彼を見てきたからなのか、ドミネーター、というかシビュラの面々から約束をしたからなのかいつにもなく本気な朱。やはり元々ほぼ全ての職種に適正を見せた本領が発揮されている瞬間と言えるということでしょうか。
そんな朱は前回の引きからドミネーターによってシビュラシステムの真の姿を見せられることになります。まあこんな光景を見せられたら普通はおかしいって思いますよね。朱も例に漏れずこの光景に愕然としたわけなんですけど、同時に現状のサイコパスによって統制されている現代社会に不満を持っているわけでは無いからこのシステムを完全否定をすることは出来ない。シビュラシステムはそこを見抜いており、シビュラに肯定的な人間であれば自身に取り込ませる以前に協力を要請できると踏んでのネタ晴らしだったということでした。
てことは朱は免罪体質だと気付かれていないのかな?
まあそもそも朱が免罪体質であると作中で明言されていないので決めつけるわけにはいかないところですが、今まで見ていってもその気がある中で今回シビュラにそこは見抜かれていない。あくまでシビュラに絶対なる否定的感情を出さないという確信のみがあるだけで、彼女が免罪体質だからという理由を発していないわけですからねえ。
この辺もシビュラの連中が丸め込めると踏んでの行動、実際朱はこのシステムはおかしいという感情がありますが、それ以上に現行の平和維持に満足しているからこのシステムはダメだと言えない状況。そんな葛藤に駆られているわけですけど、ここでも正義と悪についてちょっと触れられましたよね。まあシステムも言っていましたけど正義だの悪だのはそれこそ明確に定義できないもの、不確定なもの。その辺を議論するのも無駄みたいな感じで、とにかくこうやって客観的に善悪を裁く現状に満足できているのならそれでいいと諭していますね。…まあ実際このシステムで平和になっているという結果が出ている以上、言い返せなかったということでした。
そんなわけで朱は槙島の捕獲の協力を申請されます。縢の死も確定と言えるような発言もありましたし、宜野座にいついてはシビュラ側は失望しているようですし、公安局刑事課第一係の評価が地に堕ちかけているわけなんでうすが、その中での切り札的存在として朱に槍玉が挙がったんでしょうか。ただ朱もノコノコと従うわけでもなく、槙島確保に協力するかわりに交換条件を提示してきます。それが処罰確定の狡噛の罪を消してほしいというもの。最初は断ったシビュラ側ですが、とにかく槙島と取り込みたいシビュラとしては全てにおいて優先される事項となったんでしょう。なんていうか、シビュラ側にも焦りというものを感じることができますよね。普通は自らを神に近い存在として考えている連中だから交渉なんて通用しないですからね。
ということでこの展開になりましたから朱VS狡噛の構図が完全に発生してしまったと。もちろん朱は狡噛を救うためにやるわけだから真意からはそうなっていないんですが、槙島を捕まえる側と槙島を殺す側としてその扱いに明確な差が出来てしまったということでした。少なくとも狡噛は槙島を殺すために自ら公安局を止めたわけですから朱がそういう約束をしたと告げたところで何の意味もないわけで、彼の信念と朱の救いたい気持ちが噛み合っていない何ともハッピーエンドがあり得ない状態になってきました。まあ何度も言ってるけどハッピーははなから期待はしていないけどね(汗)
そのような構図ができましたが、巻き込まれている槙島の方は大穀倉地帯の中心に到着。相変わらず冷静に人殺しをするあたりは危ないですけど、ついに本丸突入、そして狡噛も到着したということで最終決戦が近づいてきました。残り話数もあと少しということで俄然盛り上がってきたところで、OPのような銃の構図が出てくるのか、どのような結論になるのか非常に楽しみです!では。
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宜野座がまるで狡噛と姿を重ねてしまう程推理をてきぱきとこなしていく朱。間近で彼を見てきたからなのか、ドミネーター、というかシビュラの面々から約束をしたからなのかいつにもなく本気な朱。やはり元々ほぼ全ての職種に適正を見せた本領が発揮されている瞬間と言えるということでしょうか。
そんな朱は前回の引きからドミネーターによってシビュラシステムの真の姿を見せられることになります。まあこんな光景を見せられたら普通はおかしいって思いますよね。朱も例に漏れずこの光景に愕然としたわけなんですけど、同時に現状のサイコパスによって統制されている現代社会に不満を持っているわけでは無いからこのシステムを完全否定をすることは出来ない。シビュラシステムはそこを見抜いており、シビュラに肯定的な人間であれば自身に取り込ませる以前に協力を要請できると踏んでのネタ晴らしだったということでした。
てことは朱は免罪体質だと気付かれていないのかな?
まあそもそも朱が免罪体質であると作中で明言されていないので決めつけるわけにはいかないところですが、今まで見ていってもその気がある中で今回シビュラにそこは見抜かれていない。あくまでシビュラに絶対なる否定的感情を出さないという確信のみがあるだけで、彼女が免罪体質だからという理由を発していないわけですからねえ。
この辺もシビュラの連中が丸め込めると踏んでの行動、実際朱はこのシステムはおかしいという感情がありますが、それ以上に現行の平和維持に満足しているからこのシステムはダメだと言えない状況。そんな葛藤に駆られているわけですけど、ここでも正義と悪についてちょっと触れられましたよね。まあシステムも言っていましたけど正義だの悪だのはそれこそ明確に定義できないもの、不確定なもの。その辺を議論するのも無駄みたいな感じで、とにかくこうやって客観的に善悪を裁く現状に満足できているのならそれでいいと諭していますね。…まあ実際このシステムで平和になっているという結果が出ている以上、言い返せなかったということでした。
そんなわけで朱は槙島の捕獲の協力を申請されます。縢の死も確定と言えるような発言もありましたし、宜野座にいついてはシビュラ側は失望しているようですし、公安局刑事課第一係の評価が地に堕ちかけているわけなんでうすが、その中での切り札的存在として朱に槍玉が挙がったんでしょうか。ただ朱もノコノコと従うわけでもなく、槙島確保に協力するかわりに交換条件を提示してきます。それが処罰確定の狡噛の罪を消してほしいというもの。最初は断ったシビュラ側ですが、とにかく槙島と取り込みたいシビュラとしては全てにおいて優先される事項となったんでしょう。なんていうか、シビュラ側にも焦りというものを感じることができますよね。普通は自らを神に近い存在として考えている連中だから交渉なんて通用しないですからね。
ということでこの展開になりましたから朱VS狡噛の構図が完全に発生してしまったと。もちろん朱は狡噛を救うためにやるわけだから真意からはそうなっていないんですが、槙島を捕まえる側と槙島を殺す側としてその扱いに明確な差が出来てしまったということでした。少なくとも狡噛は槙島を殺すために自ら公安局を止めたわけですから朱がそういう約束をしたと告げたところで何の意味もないわけで、彼の信念と朱の救いたい気持ちが噛み合っていない何ともハッピーエンドがあり得ない状態になってきました。まあ何度も言ってるけどハッピーははなから期待はしていないけどね(汗)
そのような構図ができましたが、巻き込まれている槙島の方は大穀倉地帯の中心に到着。相変わらず冷静に人殺しをするあたりは危ないですけど、ついに本丸突入、そして狡噛も到着したということで最終決戦が近づいてきました。残り話数もあと少しということで俄然盛り上がってきたところで、OPのような銃の構図が出てくるのか、どのような結論になるのか非常に楽しみです!では。
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コメント
台湾戦はすごかった!
satoshiさん
こんばんわ。台湾戦面白かったですね!コメントありがとうございます。
>「自分の意思による行動にしか意味はない」が信条の填島の目には、シヴィラに支配された国民は人間とは映ってないのかも。
そうかもしれませんね。だからこそあのマスクにしても他の犯罪にしても、それをやって反逆したいと考えているものに犯罪デザイナーとして手助けをしていたわけですからね。殺される側の人間には何も思ってないですし、だからこそ殺しも容赦なく出来るということでしょうからね。
>戦闘の結果、システムも破壊という展開が無くなったような。狡噛と填島の決着はついたが、社会秩序はそのままですというラストだと少しもの足りないかも。
システムは朱が認めちゃってる点で破壊が難しくなっちゃったかもしれませんね。形を変えるかもしれませんが、管理社会が変動するのはなくなっちゃったかもしれません。
>せめて宜野座さんには最後に何か意地を見せてもらいたいところです(汗)
どこかで見せ場っていうのは欲しいですね(笑)それが死亡フラグにならないことだけは祈りたいですが。
>「自分の意思による行動にしか意味はない」が信条の填島の目には、シヴィラに支配された国民は人間とは映ってないのかも。
そうかもしれませんね。だからこそあのマスクにしても他の犯罪にしても、それをやって反逆したいと考えているものに犯罪デザイナーとして手助けをしていたわけですからね。殺される側の人間には何も思ってないですし、だからこそ殺しも容赦なく出来るということでしょうからね。
>戦闘の結果、システムも破壊という展開が無くなったような。狡噛と填島の決着はついたが、社会秩序はそのままですというラストだと少しもの足りないかも。
システムは朱が認めちゃってる点で破壊が難しくなっちゃったかもしれませんね。形を変えるかもしれませんが、管理社会が変動するのはなくなっちゃったかもしれません。
>せめて宜野座さんには最後に何か意地を見せてもらいたいところです(汗)
どこかで見せ場っていうのは欲しいですね(笑)それが死亡フラグにならないことだけは祈りたいですが。
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