たまこまーけっと：１０話感想

みどりちゃん、リーダーの苦悩？

みんなからの期待を背負ってしまってダンスの振り付けを請け負ったわけですけど、一向に思い浮かばず。それこそ期待がある分自分から出来ないと言い出すことができる泣きだすまでに溜めに溜めてしまった気持ち。いやはや、限界に近い状態だったんでしょうけど、こういう周りからの期待というのは時に恐ろしいものではありますね（汗）誰にも悪意が無いからこそ余計にたちが悪いというか。信頼関係があるからこその事態でもありますしね。

というわけで文化祭。バトン部は昼食前というゴールデンタイムを引き当ててモチベーションが上がっています。そんななかで大事な振り付けがみどり一任となったわけですが、それがなかなか思い浮かばず悩み倒すという展開。最終的には泣いてしまう程溜めこんでしまってのカミングアウト。早く言った方が楽になるんですけど、いろいろと立場的に邪魔がありましたなあ。
まあみんなかなり舞い上がっていたっていうのはありましたよね。みどりもだからこそ受けちゃったし、たまこたちも気づくことができなかった。文化祭の面白いところでもあり、危ういところでもありました。

まあでもそうやって再びみんなで創るっていう醍醐味を味わうことができたので良かったですね。朝霧さんも羨む様子でしたけど、やっぱりみんなで楽しんでみんなで準備していくっていうのが面白い事ですからね。デラという手品枠もあり、本番も成功できたということで良かったということでした。

今回かなり多いなと思った演出として、みどりちゃんの部屋のシーンとかでアングル固定のままで本人やモノを動かすっていうのが多用されていました。演出とか絵コンテとかその辺の知識が無い自分はそういうところから突っ込んでいくことは出来ませんけど、みどりちゃんの焦燥感が如実に表れているなとは思いましたね。落ち着いていられないというか、止まってられない様子が、背景が固定されているからこそ対比的に顕著に見えるようになっているなって思いました。そしてパッパッと本人の場所が変わっていっても、そこに本人自身の動きもしっかり描かれていて、この辺は２つの動きを上手く利用しているんだろうなーって思いました。こういうやり方は面白いですね。

さて、そんなわけで文化祭は無事終わったわけですが、物語自体はいよいよ佳境となってきました。今までも散々伏線を張ってきていましたが、ついにチョイちゃんがたまこが王子の妃であると言いましたね。やっぱり一番気にしていたのは「匂い」だったんですけど、それ以外に首元のほくろみたいなのに注目していましたね。匂いはシャンプー系の香りかと思っていたので身体的な部分では無いんですけど、あのほくろとなると身体的理由が混ざってきたわけですから少し話は変わってきましたね。
いずれにせよこの展開になったことによっていろんなことが考えられるようになりますね。もちろんチョイは王子のことが好きでしょうからかなり切ないことになりますし、たまこが連れて行かれるとなればもち蔵とみどりが黙っていないでしょうし…、たまこの反応はもちろんポカーンでしょうけどその後の反応が読めない中で、周りの反応は読みやすいというのはやっぱり今までの積み重ねなんでしょう。阻止する展開になっていくのかなあ。

まあそんなわけで終盤のネタに入ってきたわけですが自分はそれでもキャラを楽しみに見ていきたいと思っています（笑）今回はかんなちゃんがもちをほおばる様子がベストショットだと思っているんですが、そういう部分を一番楽しみにしたいと思います（笑）では。


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