さくら荘のペットな彼女:23話感想
さくら荘のペットな彼女の感想です。
豪快な卒業式。
豪快な卒業式。
強引だけどらしい卒業式ではあったかな(笑)
式を利用したさくら荘存続の希望。美咲先輩が答辞をやることで最初は牽制していた教員も案外まともに始まったことでホッとしていたのもつかの間、さくら荘の思い出を語ったところでの生徒への頼み込み。教員たちにとっては最悪のシナリオですな。
まあこんな流れになることが生徒会長も言ってたように全然正しいことではないですけど、逆に言うとこういう強硬手段を取らせるまで生徒側を追い込んでいた教員側もどうかということですね。龍之介が言ったように、これでは生徒全体の中で教員に対しての対応のマズさみたいな負のイメージを植え付けてしまいますよ。美咲先輩がやったことはあくまで「お願い」をしただけで、それに逆上して抑えにかかった教員の方が滑稽に自分は見えましたね。そこまでして隠し通したいのかと。
まあいろいろと面倒なことにはなりましたけど、空太というキャラもまた難しい。まああそこでああやって出てきてしまうのが空太、要は物事に関していろいろとと感情を抑制できないんですよね。今回は感極まってということでのあの出方ですけど、それまでましろに当たったり、今回にしても赤信号を渡ろうとしたりと結構思ったことストレートにやっちゃうよね。
正直、ましろとは違う意味での無鉄砲さがある。
ましろはそもそも常識が欠落しているからこその本能的な行動が多かったですけど、空太も感情が抑えられないものに関しては理性をきかせられないんだよなあ。おそらく空太のことを好めないっていう人はこの部分が認められないからだと自分は思いますが、ましろがどんどんと人間味を帯びてきている分空太のそういう部分が相対的に目立ってくる形になっているなって思います。
まあ要はまだ幼いってことですよ。23話に来て、空太の成長というものをちゃんと感じることができないのはここにあるかもしれません。こういう風に思っちゃうと、いかに空太本人は美咲先輩の言葉に感動しているとはいえ、やっぱりこういう行動しちゃうのかーっていう気持ちが先行してしまいますな。
あと1話だからもう変化の余地が無いと思うので言っておきますが、空太の積み重ねの描写は完全に失敗していると自分は思っています。それこそ彼の無鉄砲さが解消されて落ち着けるようになった中で、でも最後はどうしてもっていう方が良かったかな。そうなるとそれほどに今回の美咲先輩の言葉の意味を重く受け止めることができますからね。なんでもかんでもな状態から今回もそうかーではテンプレートの行動に見えるほかないと思いました。言うなれば、彼の言葉は軽いです。
…とまあ空太に関しては辛口で行かせてもらいましたけど、美咲先輩の答辞自体は自分は好きですよ。まさにさくら荘総集編のような春夏秋冬の思い出。先生と自分のみで始まったさくら荘ですが、そこからどんどん部屋が埋まっていき自分の夢だった全ての部屋が埋まるということが達成されました。もちろん答辞なのに至極個人的な話なんですけど、だって普通に考えて美咲先輩ってさくら荘のことしか話せないですよね。そこが美咲先輩の高校生活のほぼ全てなんですから。だからそうやってさくら荘を強く意識した中で、今度は学校というものに焦点を当てたかったんでしょうね。このみんなからの支持は最後の最後でさくら荘という狭い中では無く学校としての思い出に昇華させることができたわけですから良い流れだなって思いました。
もちろんさくら荘への感謝も絶大。「ありがとう以上に、ありがとう」という言葉。自分はバキのオリバの「愛する」の話を思い出したんですけど、それ以上の言葉っていうのが存在しないけど、その言葉だけでは小さすぎて表せない気持ちということだったんでしょう。言葉って、ちょっと言い方変えるだけで意味って大きく変わりますよね。
そして地味に可愛かった龍之介。彼は本当に本音を隠そうとするキャラですけど、さくら荘にいたという意味は大きかったですね。境遇としては被るものがあるということでしたが、仲間を積極的に欲しがった美咲と消極的だった龍之介は対抗する立場にいそうで、やはり人が傍にいることの楽しさ、嬉しさは知っている同士ですからねえ。龍之介も過去のトラウマが原因になっているからなので、潜在的には当然そういう仲間は欲しいですしね。だから先週も書いたけどリタともうくっついちゃえy(ry
というわけでお咎めも当然ありましたがみんなで泣いて笑えた卒業式。良い先輩後輩関係ができて、それがさくら荘の根幹をなしていたということでした。
さて次回は最終回です。どう終わるのか分かりませんけど、仁と美咲のその後はちゃんとやって欲しいですね。では。
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式を利用したさくら荘存続の希望。美咲先輩が答辞をやることで最初は牽制していた教員も案外まともに始まったことでホッとしていたのもつかの間、さくら荘の思い出を語ったところでの生徒への頼み込み。教員たちにとっては最悪のシナリオですな。
まあこんな流れになることが生徒会長も言ってたように全然正しいことではないですけど、逆に言うとこういう強硬手段を取らせるまで生徒側を追い込んでいた教員側もどうかということですね。龍之介が言ったように、これでは生徒全体の中で教員に対しての対応のマズさみたいな負のイメージを植え付けてしまいますよ。美咲先輩がやったことはあくまで「お願い」をしただけで、それに逆上して抑えにかかった教員の方が滑稽に自分は見えましたね。そこまでして隠し通したいのかと。
まあいろいろと面倒なことにはなりましたけど、空太というキャラもまた難しい。まああそこでああやって出てきてしまうのが空太、要は物事に関していろいろとと感情を抑制できないんですよね。今回は感極まってということでのあの出方ですけど、それまでましろに当たったり、今回にしても赤信号を渡ろうとしたりと結構思ったことストレートにやっちゃうよね。
正直、ましろとは違う意味での無鉄砲さがある。
ましろはそもそも常識が欠落しているからこその本能的な行動が多かったですけど、空太も感情が抑えられないものに関しては理性をきかせられないんだよなあ。おそらく空太のことを好めないっていう人はこの部分が認められないからだと自分は思いますが、ましろがどんどんと人間味を帯びてきている分空太のそういう部分が相対的に目立ってくる形になっているなって思います。
まあ要はまだ幼いってことですよ。23話に来て、空太の成長というものをちゃんと感じることができないのはここにあるかもしれません。こういう風に思っちゃうと、いかに空太本人は美咲先輩の言葉に感動しているとはいえ、やっぱりこういう行動しちゃうのかーっていう気持ちが先行してしまいますな。
あと1話だからもう変化の余地が無いと思うので言っておきますが、空太の積み重ねの描写は完全に失敗していると自分は思っています。それこそ彼の無鉄砲さが解消されて落ち着けるようになった中で、でも最後はどうしてもっていう方が良かったかな。そうなるとそれほどに今回の美咲先輩の言葉の意味を重く受け止めることができますからね。なんでもかんでもな状態から今回もそうかーではテンプレートの行動に見えるほかないと思いました。言うなれば、彼の言葉は軽いです。
…とまあ空太に関しては辛口で行かせてもらいましたけど、美咲先輩の答辞自体は自分は好きですよ。まさにさくら荘総集編のような春夏秋冬の思い出。先生と自分のみで始まったさくら荘ですが、そこからどんどん部屋が埋まっていき自分の夢だった全ての部屋が埋まるということが達成されました。もちろん答辞なのに至極個人的な話なんですけど、だって普通に考えて美咲先輩ってさくら荘のことしか話せないですよね。そこが美咲先輩の高校生活のほぼ全てなんですから。だからそうやってさくら荘を強く意識した中で、今度は学校というものに焦点を当てたかったんでしょうね。このみんなからの支持は最後の最後でさくら荘という狭い中では無く学校としての思い出に昇華させることができたわけですから良い流れだなって思いました。
もちろんさくら荘への感謝も絶大。「ありがとう以上に、ありがとう」という言葉。自分はバキのオリバの「愛する」の話を思い出したんですけど、それ以上の言葉っていうのが存在しないけど、その言葉だけでは小さすぎて表せない気持ちということだったんでしょう。言葉って、ちょっと言い方変えるだけで意味って大きく変わりますよね。
そして地味に可愛かった龍之介。彼は本当に本音を隠そうとするキャラですけど、さくら荘にいたという意味は大きかったですね。境遇としては被るものがあるということでしたが、仲間を積極的に欲しがった美咲と消極的だった龍之介は対抗する立場にいそうで、やはり人が傍にいることの楽しさ、嬉しさは知っている同士ですからねえ。龍之介も過去のトラウマが原因になっているからなので、潜在的には当然そういう仲間は欲しいですしね。だから先週も書いたけどリタともうくっついちゃえy(ry
というわけでお咎めも当然ありましたがみんなで泣いて笑えた卒業式。良い先輩後輩関係ができて、それがさくら荘の根幹をなしていたということでした。
さて次回は最終回です。どう終わるのか分かりませんけど、仁と美咲のその後はちゃんとやって欲しいですね。では。
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コメント
プエルトリコは強かった!残念
satoshiさん
こんにちは。コメントありがとうございます。
>空太のマイクによる反応は、ご指摘の「抑制できない感情」そのままです。
空太は最初からそういう性質でしたけど、それが成長するにつれて直った中で、最後はこうやって抑制できないっていう展開ならまだよかったんですけどね。成長してもやっぱり先輩のことは冷静でいられなかったということで、それだけ大きさが強調されるわけですからね。進歩が無い中でこれではいつも通りって感想だけになってしまいます。
>毎回感じていたことですが、作品のつくりが新しいようで古いというか、昔の青春熱血ものってこんな感じだったのかなぁと
熱いというものについては自分も好きなので一向にかまわないですが、その裏付け、積み重ねが浮いていると一気にチープになってしまうのがアレですね。昔もいい熱血モノはその辺も気にしていて良かったとは思いますけどね。
>空太のマイクによる反応は、ご指摘の「抑制できない感情」そのままです。
空太は最初からそういう性質でしたけど、それが成長するにつれて直った中で、最後はこうやって抑制できないっていう展開ならまだよかったんですけどね。成長してもやっぱり先輩のことは冷静でいられなかったということで、それだけ大きさが強調されるわけですからね。進歩が無い中でこれではいつも通りって感想だけになってしまいます。
>毎回感じていたことですが、作品のつくりが新しいようで古いというか、昔の青春熱血ものってこんな感じだったのかなぁと
熱いというものについては自分も好きなので一向にかまわないですが、その裏付け、積み重ねが浮いていると一気にチープになってしまうのがアレですね。昔もいい熱血モノはその辺も気にしていて良かったとは思いますけどね。
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まさに正攻法に勝るものはなし、でしたね。
美咲先輩のあの答辞は反則だわ。
さすがやるときはやる人だあ。
卒業式はだんだんしっちゃかめっちゃかになっちゃったけど^^;
いつの間
「さくら荘のペットな彼女」第23話
ありがとうよりも、ありがとう…
詳細レビューはφ(.. )
http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201303190000/
TVアニメ 「 さくら荘のペットな彼女 」 エンディングテーマ 「 Prime numb...
【アニメ】さくら荘のペットな彼女 第23話 「卒業式」 卒業式を私物化しやがった! これはひどいw
168 ノート ◆ReNaHalw9. sage New! 2013/03/19(火) 00:31:37 ID:???
赤面(;´Д`)ハァハァ
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いや、多分この時期にこのエピソードを重ねてくるであろうことはアニメが2クールだと判明した時から予想していましたが、想像以上...
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リアルタイムなイベントですね。
卒業生の皆さんおめでとうです!
さくら荘のペットな彼女 Vol.4 [Blu-ray](2013/04/24)松岡禎丞、茅野愛衣 他商品詳細を
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毎回感じていたことですが、作品のつくりが新しいようで古いというか、昔の青春熱血ものってこんな感じだったのかなぁと(観てないので想像ですが)。
次回が最終回ということで、なんとか完走できそうですが、最後は後味良く締めてもらいたいところかな。