fc2ブログ

ラブライブ!:13話感想&総括

ラブライブ!の感想です。

自分の気持ちに嘘はついちゃダメ。

一番やりたいことをやるのが一番と。

穂乃果にしてもことりにしても、自分の気持ちに嘘をついてまで決断をしてしまっていた。穂乃果のいいところはそれこそ周りを巻き込んでまでも自分の気持ちに素直になって一直線に進んでいくことであるのに、素直じゃなかったとしたらそれはただ意地を張っているだけ。海未は穂乃果のことを本当によく知ってるからこそのあのビンタということでした。

穂乃果も本来じゃなったですね。ことりが早く留学すると言ってくれなかった、そこからμ`sは9人じゃないとダメだからということで自分も抜ける。穂乃果は自分でダメな方ダメな方に向かわせていました。9人じゃないとダメ、確かにその通りだけど、みんなそれぞれアイドルとして歌って踊りたいという意思があるからこその集まり。にこ、凛、花陽はアイドルを続けようとしていましたけど、この姿勢は元々誰が持っていたのかということ。アイドルやりたいっていう非常に個人的な気持ちから海未たちを巻き込み、広げてきたのは穂乃果。その中で仲間と一緒に出来る喜びを培ってきたからこそ、自分の原点を見失っていたのかもしれませんね。穂乃果はそれこそ何も考えなくてもみんながついて来てくれるような存在であったわけですから、そこからいろいろと考えちゃったのが今回の綻びの原因だったかなと思いました。

ただそんな中で自分の不器用さというものを改めて自覚し、ことりを呼び戻した穂乃果。ことりも同様に自分に嘘をついていたということでめでたくμ`s復活ということになりました。
みんなが待っていたのは全員揃うこと、自然と引っ張ってくれていた子がまたみんなを自然に引っ張ってくれるようになってくれたということで、無事再び歩みだすようになったということでした。自分の気持ちに正直にやっていけばこれからも衝突はあるかもしれませんけど、そこからさらにグループとしての強さが出来ていく、そんな期待が持てるラストだったのではないでしょうか。

というわけで、ラブライブ!、完結です!


<総評>

アイドルものとして大事な要素はキャラクターとライブシーン。ラブライブは、それが非常に意識されて描かれていたアニメだったと思っています。アイドルを目指すうえでのそれぞれのキャラクターの意識や苦労、グループという枠組みでの衝突と楽しさを、良くも悪くも王道的に描いていたなって思います。
ライブシーンはCGと絵を組み合わせた描き方をしていましたけど、もちろんCGとそうではないものの区別は容易につくとしてもなかなかに親和性が取れていて変な違和感とかもなかったと思います。ライブ自体もいくつかに分散して時間にしてもそこまで尺を取るわけでもないし、見せ場であるとしても話全体の流れを損なわない挿入のされ方をしていたと思います。まるまるライブ!っていうのは大規模感がありますけど、ちょくちょく挟んでいく感じにスクールアイドルっていう親近感を持たせることができたのかなって思いました。
まあだからこそ自分は終盤になるにつれてそこまでライブシーンで「うおー!」って思ったのは無かったかもしれません(汗)3話のような、誰もいない中でのスタートのいうそういう意味を持っているライブが一番好きだったかな。

キャラクターについても個別に個性がものすごく出ていたキャラもいるんですけど、基本的にはμ`s全体の基盤としての物語だったかなと。だからこそラブライブ自体に出るという夢は叶っておらず、あくまでそのためのグループを作っていくという流れでした。上でも書きましたけど、大舞台をあえて見せない、憧れで現状は留めるというのも親近感でしょう。
その中で穂乃果の変化というものが描かれていったと思いますけど、流れから見ると穂乃果の成長という点ではそんなに描けていないと思っています。だから自分はμ`s全体が強いと思っているんですけど、その全体面で特に強く描かれていたのが合宿回でした。アイドルの練習としての建前の中から修学旅行のような学生を意識する、これもしつこいようですが親近感と言えるのかもしれません。とにかくキャラクターの目立たせ方、動かし方が光ったアニメだったんじゃないでしょうか。にこ先輩は、その最たるものだったと思いますし(笑)
特別な個別回があったというわけでもないんですけど、1話の中でできるだけ多くのキャラクターを見せていきグループを作り上げていったというのも、1クールという限られた尺の中で効率的に出来ていたのではないかと思いました。その辺、終盤の穂乃果の展開は至極個人的な印象を受けた分、賛否両論ありそうな展開だったかなと。

音楽はこのアニメの一つのでしたけど、挿入歌よりも自分はOP、EDが圧倒的に好きだったかな(笑)OPとEDはかなり声色が違う内容ではあるんですけど、OPのライブはそれこそ掴みとしての盛り上がりがあるし、EDは全員の身近な創り上げを表していたから内容に即していたわけですから、配分も悪くなかったと思います。個人的にはEDが好きだったから2話以降一回も他の特別EDとかでカットされなかったというのも地味に嬉しかったです。

「ラブライブ!」
高坂穂乃果:新田恵海
南ことり:内田彩
園田海未:三森すずこ
絢瀬絵里:南條愛乃
東條希:楠田亜衣奈
矢澤にこ:徳井青空
星空凛:飯田里穂
西木野真姫:Pile
小泉花陽:久保ユリカ
高坂雪穂:東山奈央
絢瀬亜里沙:佐倉綾音

OP「僕らは今のなかで」
ED「きっと青春が聞こえる」


総合評価:B

なかなかの良作。立っていたキャラクターを見ているのは楽しかったし、話の流れも王道で見やすかったです。μ`s全体を見越した中でそれを決定付けるような良回とかが無かった分、はあまり感情の起伏を感じることができなかったんですけど、全体的に高水準で安定していたアニメだったのではないでしょうか。

アイドルものとしてはアイマスのアニメもありましたが、やはり大きな盛り上がりを見せるので一つ大きなジャンルだよなあと改めて感じました。ある意味アニメって偶像だから、その偶像の偶像(アイドル)ってことで一番ニーズにかなったものなのかなって感じています。

最後にスタッフ、キャストのみなさんお疲れ様でした。キャストを見てもなかなか味があるメンバーで、この先も楽しみな人が多いなって思っています。徳井さんとかは今のアニメキャラの傾向的に重宝されるキャラが出来ると思うので特に楽しみですね。では。


↓押していただけると励みになります。
コメント

No title

サンライズ制作ということで全話流し観していましたが、キャラがそこそこ可愛かった。。冬アニメがあまりに自分に合わなかったせいか最後まで観れましたが、正直ほとんど印象に残らない作品でした。終盤の留学→解散→留学中止のシリアスな流れはさすがに無茶苦茶でしたね。わざわざやる必要があったのかと。脚本家は何がしたいんだと。
この花田という脚本家は中ニ病でも恋がしたいでも終盤につまらないシリアス入れていましたが、本当に自分に合わない脚本を書くな~と確信しました。中ニもラブライブも締め方無茶苦茶でしたし。畳めないなら下手なシリアス入れるなよと。。

ビビパン、ギルクラの吉野さんと同じく、サクラ荘のメガネ先輩のように学校に行って脚本の勉強しなおして来いと思いました。かなり本気で。 
私はこれからこの二人の名前が乗った作品はかなり警戒して観ていきます。

個人的に冬アニメの評価は
S→ガルパン、ジョジョ(後一話ありますが確定)テンペスト、みなみけ4期
A~B→なし
C→GJ部、たまこ、サイコパス、はがない ラブライブ
D→まおゆう、ロボノ、カグラ、マギ
E→なし
F→さくら荘、ビビパン、ささみさん(この3作は主人公も一切受け付けなかった…)
以上となります。かなりいい評価をしたと思います(笑)やはりどの会社が作ろうが、誰が監督を手掛けようが、脚本がクソだとどうにもならんということを証明したいいクールだったのではないでしょうか。

扇風機さん

こんにちは。コメントありがとうございます。

>終盤の留学→解散→留学中止のシリアスな流れはさすがに無茶苦茶でしたね。わざわざやる必要があったのかと。

やはりここは印象悪いという方が多いですね。自分もこの流れは今までのラブライブ!の流れからしてみたらあまり良くない展開だなと思っていましたけど、せめてもう少し畳み方をどうにかしてほしかったですね。

>この花田という脚本家は中ニ病でも恋がしたいでも終盤につまらないシリアス入れていましたが、本当に自分に合わない脚本を書くな~と確信しました。

終盤のシリアスは1クールアニメでの一つのテンプレになっているっていうのはあります。正直それで評価を落とすアニメを今までもいくつも見てきましたけど、それまでの流れが良かったって考えている人ほどダメっていうのがありますね。キャラを活かしていればまだいいものの、今回の穂乃果にしても最初に戻っただけで成長と捉えられなかったのは厳しい要因でした。
花田さん脚本は作品を見直すと確かにその傾向が強く、パッと見て評価されているのはシュタゲくらいかなと…(汗)

>私はこれからこの二人の名前が乗った作品はかなり警戒して観ていきます。

特に吉野さんは悪名高くなってしまった印象。脚本の仕事が来るっていうのは才能以前に裏事情があるので何とも言えませんけど、吉野さんは悉く事前話題作の脚本を手掛けたというのがこうなった一つの原因だったかなと(汗)

>個人的に冬アニメの評価

テンペストは1話切りをしてしまって見ておけばよかったと思えた作品。なんでも強烈なキャラがいたようで、そういうのは大きな武器ですよね。
ジョジョは終わったら総評を書こうと思っていますが、自分も今の内心の評価は揺るぎないと思っています(笑)

No title

終盤の誰得シリアス()で評判を下げてしまったもったいないアニメでしたね。
なんでこう、脚本家というのはやらかしたくなってしまうものなんでしょうか・・・汗
結果的には良作まではいかず、駄作の一歩手前まできてしまったのが残念無念で極まりないです。

初期は好きだっただけに、悲しいナア・・・。

No title

終盤のモヤモヤはラストの穂乃果の勢いで霧散。とまではいきませんでしたが、さらっとA-RISEがネットで見てたり、ことり母と真姫母が知り合いっぽかったり、続きが気になる終わり方でした。
花田十輝は不条理系ギャグやコメディとかの方が合いそうな気がするんだけどなぁ・・・。でも個人的には吉野や岡田よりマシです(断言)。

しびれクラゲさん

こんばんわ。コメントありがとうございます。

>終盤の誰得シリアス()で評判を下げてしまったもったいないアニメでしたね。
なんでこう、脚本家というのはやらかしたくなってしまうものなんでしょうか・・・汗

アニメという構成を考えた中で、終盤に何かテーマを持ってこないといけないっていうのはよくある話だったりします。だからこそ、それが視聴者のニーズと乖離することが多く、結果的に評判を落とすアニメは今までもかなりありましたね。花田さんはその傾向は比較的強い方みたいですけど(汗)

お好きというお気持ちが強かったということですから、勿体なかったですね…。

もりそばさん

こんばんわ。コメントありがとうございます。

>さらっとA-RISEがネットで見てたり、ことり母と真姫母が知り合いっぽかったり、続きが気になる終わり方でした。

そうですね。むしろここからがスタートって感じでしたので、ラブライブという大舞台を目指すという点からすれば2期は作れる構成ではありますよね。出来るならば自分も見てみたいですね。

>花田十輝は不条理系ギャグやコメディとかの方が合いそうな気がするんだけどなぁ・・・。でも個人的には吉野や岡田よりマシです(断言)。

花田さんは評価が二分している印象です。合宿回とかは上手いと思っているんですけどね。
吉野さんは王道を下手に描く、岡田さんは自分色を出し過ぎるという感じでしょうか(汗)
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

ラブライブ! 第13話 μ'sミュージックスタート! 終 感想

どんな風に再スタートを切ってくれるのかなーと思っていましたが、 やっぱりライブで、しかも最初の挫折を味わったあの講堂で、というのが またこみ上げてくるものがありますね。

ラブライブ! 第1話 ~  第13話 μ'sミュージックスタート! 最終回

ラブライブ! 第1話 ~  第13話 μ'sミュージックスタート! 最終回 アフィリエイト FC2 Blog Ranking 人気ブログランキングへ 東京都千代田区にある伝統高校「音ノ木坂(おとのき...

ラブライブ! TokyoMX(3/31)#13終

最終回 ミューズ・ミュージック・スタート ことりは学校を休んで準備中。海未と穂乃果は口も効かない。3人が穂乃果を遊びに誘う。学校の存続が決まって当初の目的は叶った、 活動

アニメ「ラブライブ!」 第13(最終)話 μ'sミュージックスタート!

ラブライブ! (Love Live! School Idol Project) 1 (初回限定版) [Blu-ray](2013/03/22)新田恵海、南條愛乃 他商品詳細を見る だから、私たちはまた駆け出します!新しい夢に向かって! 「ラブライブ!」...

アニメ感想 ラブライブ! 第13話「μ'sミュージックスタート」

ここからのリスタート

ラブライブ!

音ノ木坂学院は生徒数の減少により学校統廃合の危機に瀕していた。学院に通う高坂穂乃果は廃校を回避するべく人気絶頂であるスクールアイドルを結成し学校の名を広め入学者を増加さ...

ラブライブ! School idol project 第13話 「μ's ミュージックスタート!」(最終回) 感想

 その次の、新しい夢へ。

(アニメ感想) ラブライブ! 第13話 「μ'sミュージックスタート」

投稿者・鳴沢楓 ラブライブ! 1 (初回限定版) [Blu-ray](2013/03/22)新田恵海、南條愛乃 他商品詳細を見る ☆アニメを濃く熱く語りたい人は集まれ~!毎週水曜日と金曜日夜11時からアニメ...

ラブライブ! 第13話「μ'sミュージックスタート!」

スクールアイドルを辞める宣言した穂乃果をビンタした海未ちゃん! このせいで二人は喧嘩別れしたままで気まずい状態が続いているようですが… 留学の準備でことりちゃんもずっと休

(`・ω・´)9人いないんじゃμ'sじゃない! ~ラブライブ! 第13話(最終話)「μ'sミュージックスタート」 ~

ササッといきませう( ̄д ̄)ノウイ 前回、海未のビンタから穂乃果と2人は気まづい雰囲気(´・_・`)アララ μ'sの活動もイマイチ滞ってる? 絵里「9人いないんじゃμ'sじゃないって言

ラブライブ! 第13話「μ'sミュージックスタート」

穂乃果もスクールアイドルを辞めてしまい 主要メンバーを欠いたμ’sは活動休止となる…。 ことりも留学となってしまい、このままバラバラになってしまうのか?

ラブライブ! 13話「μ'sミュージックスタート」

本当はアイドルを辞めたくなかったんですね・・・ ラブライブ! (Love Live! School Idol Project) 2 (初回限定版) [Blu-ray](2013/04/24)新田恵海、南條愛乃 他商品詳細を見る

いつだって新しいステージをめざして【アニメ ラブライブ! #13(終)】

ラブライブ! 1 (初回限定版) [Blu-ray](2013/03/22)新田恵海、南條愛乃 他商品詳細を見る アニメ ラブライブ! 第13話 μ'sミュージックスタート 勇気の一歩を踏み出せるあなたと一緒に―

ラブライブ! 第13話 μ'sミュージックスタート!

ことりは留学の準備で登校する事もなくなり、海未とも口を聞かない状態。 穂乃果を気遣う友人こそいますが、やはりらしくないという印象。 学校を守るという目的は確かに達 ...

ラブライブ!〜第13話感想〜

「μ'sミュージックスタート」 海未とけんかをし、しょんぼりとしていた穂乃果。 そこに、友達3人が穂乃果を励ます。 ことりも留学の準備のためいない。 学校も存続

ラブライブ! 13話(最終回)&AKB0048 26話(最終回)

同じアイドルをテーマにした作品というわけで 多少比べるような形で感想を書いてみたいと思います。 (特に善し悪しを言及するつもりはありません) なので最終回の感想というより...

ラブライブ! 第13話(最終回)「μ'sミュージックスタート!」 感想

穂乃果の、海未の、ことりの、 そしてみんなの本音は・・・。 ちょっと強引ではあったものの、 きれいにまとめましたね。 ラブライブもこれでおしまいか・・・。

ラブライブ!  第13話〈最終回〉「μ'sミュージックスタート!」感想

「私ね、ここでファーストライブやって、ことりちゃんや海未ちゃんと歌った時に思ったんだ」 「もっと歌いたいって、スクールアイドルやっていたいって」 「辞めるって言ったけど

ラブライブ 第13話(最終回)「μ'sミュージックスタート!」

叶え、私たちの夢。 新しい始まりの鼓動。 ラブライブ! (Love Live! School Idol Project) 2 (初回限定版) [Blu-ray](2013/04/24)新田恵海、南條愛乃 他商品詳細を見る

ラブライブ! 第13話「μ’sミュージックスタート!」

締めが制服での学内ライブということは2期フラグですかそーですかー(棒)。ことりの引き止め方が案の定ツッコミ満載でした(というかそう思わせる話の作り方しかできてへんかった

初めての“当たり”?(ラブライブ!とか劇場版ドラゴンボールZとか)

【聖闘士星矢Ω 第51話】アプスとの最終決戦の巻。結局のところ、光と闇の決戦になったわけで驚くほどの展開も無かったわけですが…。「闇を拒絶していない」とか言っていた光牙く ...

ラブライブ!

「ラブライブ!」13話です 最終回でしたので、ざっくり感想を 正直に告白します、私はラブライバー(ラブライブを愛する人)になりました^^ もともと販売されていた曲に加え、新

【総評】 ラブライブ!

ラブライブ!       放送開始:2013年1月

◎ラブライブ!第1話「叶え!私たちの夢――」

ホノカ;大ピンチなの、学校廃校の知らせだった:輝かしい高校生活が!・高坂穂乃果(こうさかほのか)声-新田恵海←マルガナルゼ※9人も覚えられそうにないホノカ:夢?なんだ...

◎ラブライブ!第13話「μ'sミュージックスター...

*)喧嘩したのが原因らしくて。*)それでウミちゃんと話してないのか、*)一緒にかえらない、もう放課後あいてるんでしょ*)学校をすくえたから辞めた、もう気にすることないじゃないホノ...
ブログパーツ
fx比較