とある科学の超電磁砲S：４話感想

ついに邂逅した御坂さんお２人。

序盤やけにテンションが高かった美琴だったんですけど、それは一応あのシスターズ計画が凍結していると書いてあったからの事だったと思いますが、それによってつくられたシスターとついに出会ってしまいました。シスターズ計画が進んでしまっていることを核心づける出会いとなってしまうと思いますが、ここからどうなっていくでしょうか。

とりあえず今日の美琴はかなり能天気な一日を過ごしており、子どもたちと張り合い、そして散財してといろいろと災難で衝動的な日を過ごしていました。子どもの中では電気を扱える子もいたようで、それこそまだ静電気レベルではあるものの将来化ける可能性はあるんでしょうかね。…そういや能力の重複って普通にあるんでしたっけ？

美琴の話と並行して描かれていたとあるシスターの誕生。これが美琴と最後に会ったシスターと同個体ということなんでしょうかね。研究員側もいろいろと質問とかしていたりしたのでそれこそこれが１号の個体かと思ったんですけど、最後に惨殺現場があったということでかなり後の個体ではあるようですね。まあだからこそ美琴と出会った奴なのかなって思ったわけですけど、こうやって会ってしまったことによる感情面での進歩というのが望める分、いざそのシスターズがやられるシーンを見せられるのではないかとビクビクするところ。これは前から言っていることですが（汗）
今回あえて出来たばかりの過程を見せたことで、研究員の一人が言っていたように余計な感情を入れてないというのがそれこそ伏線になっているんだなと感じるんですよ。元はそうやって作られていない、それこそ役割をただ単に遂行するだけ、最低限の人間の生活を営むまでのインプットのクローン個体であるんですけど、そこから人と出会い触れ合うことで培われる非機械的な感情の生成過程をこれから見せられたとしたら…そりゃこの先真っ暗ですわ（汗）EDに出ているシスターもこの子ということなんでしょうかね。
一番気になるのは「死」に対する感情ですよなあ。シスターがあの現場を見て特に何も思わずそそくさと死体処理ができるということで、その辺の恐怖、絶望感は感じていない。そこから人と触れ合うことで「死」というか離れたくないという感情が生まれ、それが死を回避したいという気持ちに繋がっていくというのが大きな感情となるのかなと。
…しかし研究員はオリジナルに会っても特に問題ないとか言ってるけど、それが最終的に支障をきたす展開になりそうですな（汗）

…てか禁書時では結構ダイジェスト的だったからあまり深く感じなかったけど、改めて考えて１００００超人殺していくっていうのは嫌なプロジェクトですなあ…。クローンということで「人とはなんなのか」というのは大きなテーマなのかもしれませんけど、「モノ」としてみなすこと、その価値観という部分はかなり描かれていくのかなって思いました。うーむ、とりあえず現状は救いのない悲しい話ですよなあ…。

次回はついに悪魔の一方通行登場となりそうですが、それより美琴とシスターとの絡みが楽しみすぎてしょうがない（笑）予告ではグルグルパンチ合戦とかしていましたけど、行動もやっぱりクローンということで似ているのかな？（笑）そしてそういう絡みを見たいけどそういうのを見ると情が生まれてその後の展開が余計鬱になるこの葛藤に悩まされるところ（汗）では。


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