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<物語>シリーズ セカンドシーズン:20話感想

<物語>シリーズ セカンドシーズンの感想です。

こっちが傾物語だよなあ。

真宵の成仏…暗闇の消滅。

暗闇の正体は役割を遂行しない必要のないものの排除、モノというよりは概念的な存在で、いわば抑止力みたいなものだと考えればいいのかもしれませんね。あの忍の過去語りから忍が暗闇に狙われているのかと思っていたら、実際に狙われてたのは真宵ということでした。

思えば真宵はすっかりおなじみキャラになっていたから何とも思っていなかったけど、普通に考えたらかなりイレギュラーな存在として続いていたんですよね。まよいマイマイで一応彼女としては成仏できる状態になったわけなんですけど、そこから今までは怪異として存在する意味はなかったということになります。真宵自身にも意思が表れていますし、彼女の本分である迷い蝸牛としての意味はなくなっていたということでした。だからこそ暗闇によって消される運命になっていると。…そう考えると暗闇って客観的には正義の存在ですよね。この世に必要のない邪魔を排除するわけですから。

でもことアララギさんにしてみれば一大事。真宵とは本当にめちゃくちゃ長い時をすごしているわけではないけど密度の濃い関係にあるわけだし(いろいろな意味で)、大事にする気持ちは当然。なのに消えてしまうという運命はあまりに受け入れがたいものということでした。だからこそ一緒に迷い続けるとまで言ってくれたわけなんですけど、真宵はアララギさんの生活を当然優先するでしょうから、やはりお別れすることを選択したということでした。

…いやー加藤さんの演技が素晴らしかったね。

真宵の涙をこらえているかのような演技が最高でした。変態行動をいろいろされようが、真宵がこの世界をいまだにうろうろしていたのはやっぱり一番関係が持てるアララギさんがいてこそだったからでしょうしね。自分をこの世界にとどめている最大の要因だったでしょうし、そんなアララギさんからここまで言われれば当然うれしさとさみしさがこみあげてくるでしょう…。
でもまさに迫真って感じでした。今までの気持ちがうまく表れていたなーって思います。この世界では、やっぱりアララギさんだけって言っても過言ではないですからね。

…しかし今回は鬼物語ってことで忍メインになるかと思いきや真宵の話だし、逆に前の傾物語は忍の話だったりとタイトルとメインキャラが逆転している感じですね(笑)この2つは時系列的には繋がっていたのでセットみたいな感覚なのかもしれませんけど(汗)
でも真宵がいなくなったっていうのはいろいろとショックだよなあ。もちろんアララギさんの心中を察する部分もありますが、アララギさんのノータイム変態が見れなくなるというのも視聴者的にショックだなあ(ぇー)あと「かみまみた」が噛んでないというのはここで嘘だという事実が出てきましたね(笑)

ただ今回は結構びっくりした事実が出てきましたよね。なんといっても神原駿河と臥煙さんの関係ですけど、臥煙さんにとって駿河はなんですね。駿河の旧姓が臥煙ということみたいですが、これはまた駿河がメインの時に掘り下げられるということなんでしょうか。臥煙さんも駿河に真実は伝えないほうがいいというあたりおだやかではなさそうですけど。
…あと面白かったことといえば、ガハラさんがアララギさんのことを「こよみん」と呼んでることくらいだろうか(笑)一度ガハラさんの完全デレモード時のいちゃいちゃっぷりをアニメで見たいものである。

そして扇が本当にくさいですね(汗)なんだか自分自身が暗闇の正体であるかのような発言をしていましたし、本当に読めないキャラですね。怪しすぎて逆にミスリード誘ってるようにすら感じますけど、まあ今回の真宵の件には間違いなく一枚かんでいたということなんでしょうな。

というわけで今回で鬼も終わっていよいよ2期最後の話かな?今度は誰がメインになるのか楽しみです。では。


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コメント

暗闇について、自分は疑問を抱いてます。
果たして、この世に不必要なものは、万物の理としてそもそも生まれてくるものなのだろうかと。
生まれ存在するものを排除するということは、「不必要」というよりはむしろ、「不都合」というほうがあってるような気がします
暗闇が勝手に作ったルールにそぐわない「不都合」なものを消して行ってると言った感じで

No title

>一度ガハラさんの完全デレモード時のいちゃいちゃっぷりをアニメで見たいものである。
ファイナルシーズン最終話までにあるかどうか…
次の恋物語、花物語では暦がほとんど出てこないし、ファイナルシーズンに入ってからはひたぎがほとんど出てきません。

ああ「かみまみた!」を観るのがこの作品の一番の見どころだったのに(泣)しかし、存在が嘘だから消えなくてはいけないとは厳しいルールですね。というか、その理屈だと人間なのに、蛇を呑んだだけで神様になった撫子の存在はどうなるんだろう?
その辺は本編で語られるのか?
次回もブログ共々楽しみにしてます。

2013.11.18 11:54 | 名無しさん

こんばんわ。コメントありがとうございます。

>生まれ存在するものを排除するということは、「不必要」というよりはむしろ、「不都合」というほうがあってるような気がします

なるほど、不都合ということですか。つまり真宵は不都合な存在だと。
不都合ということになると、その不都合というのを誰が決めているのかというのは気になったりします。世界という概念が不都合というのならそれは不必要とイコールですし、黒幕がいるのか気になるところです。

2013.11.18 21:59 | 名無しさん

こんばんわ。コメントありがとうございます。

>次の恋物語、花物語では暦がほとんど出てこないし、ファイナルシーズンに入ってからはひたぎがほとんど出てきません。

…なん…だと…。
少なくとも2期では見れないということなんですね…。さみしい限りです。てっきり「恋」物語では2人の恋模様が描かれるのではないかと思っていたのですが、違うということですかね。

ナナシさん

こんばんわ。コメントありがとうございます。

>ああ「かみまみた!」を観るのがこの作品の一番の見どころだったのに(泣)

アララギさんと真宵の絡みはこの作品屈指の面白い場面だったんですけどね…。行き過ぎた変態を見ることもかみまみたを聞くこともできないのか、それともまだ望みがあるのか期待もしたいところですけどね。

>というか、その理屈だと人間なのに、蛇を呑んだだけで神様になった撫子の存在はどうなるんだろう?

その辺を暗闇が襲うかっていうのは黒幕がいるかとかそういうことに関係してきそうですね。撫子は果たしていらない存在なのかということ。
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