リトルバスターズ!~Refrain~:9話感想
リトルバスターズ!~Refrain~の感想です。
謙吾の本音。
謙吾の本音。
理樹たちに要求していたこと=自分の欲求。
「楽しく遊びたかった」謙吾が望んでいたことはただそれだけだったと。今まで謙吾は理樹に楽しく遊んでいてほしいと考えていて、だからこそ恭介のやり方というものにあまり賛同はしていませんでしたよね。むしろ理樹や鈴が弱いことを知っているからこそ、そこからの成長を考えず、現状の限界を考えて無理をしてほしくないと考えていたようです。だからこそ、自分が守るから2人は安心してほしいと。それが自分の武器でもある強さにもつながることですしね。
でも本当は自分もその強さを求める縛りから解かれたく、みんなと遊びたかったという気持ちがあったということです。
悪い言い方をすれば、謙吾は理樹たちがそうやって遊んでいればいいという気持ちは、理樹たちのためではないということになっているということですよね。結局本音としてはそこから自分も遊ぶことができるという自分の気持ちが優先していたわけで、いわゆるこれも謙吾の弱さだったということなんでしょうか。
結果、理樹たちが成長することは謙吾が成長することにもつながったわけで、かつて恭介に縛りを解いてもらった時のように理樹の強さに本音を出したということでした。
肉体的な強さは謙吾が断然上だけど、精神的な強さは理樹が勝ったということか…。
この強さというものが、今回はテーマだったのかなって自分は思いました。
というわけで今回は謙吾回だったんですけど、真人同様男のつながりを見せてくれた回でした。何よりも理樹と鈴を心配しているように見えた謙吾は、結局は過去に一番縛られている男だったと。いわゆる変わることを恐れていたということなのかもしれませんけど、実際謙吾のように自分の家からの解放を受けたのであれば、その過去にすがりたいっていう気持ちは分かるように思います。
だからこそ理樹たちを過去のまま見てしまったというのが、今回の敗因ということなんでしょう。彼らは自分に敵うわけがない、自分への自信と理樹たちの弱さが昔からそうだったからこそ野球でも余裕だろうと考えていたんでしょうけど、ピッチャーをつとめた鈴はかつての仲間(前回の世界?)の記憶が蘇ったような感じからのライジングボールですから、まさに今までの体験から取れた三振としてピッタリな演出だったのかなって思いました。何より、鈴の自信に満ちた姿というものが今までと違いましたね。凛々しい姿、最高でした。
まあそんな風で理樹や鈴の成長が確実に今回も見られるんですけど、恭介のほうは「失敗」を明言していましたよね。これがどういうことなのか分かりにくかったんですけど、恭介自身もやりすぎたことを反省している状況かのかな?…さらになぜボロボロだったのかっていうのも気になりますし、いろいろと謎は残っていますね。そんな肉体的にも精神的にもズタズタな彼ですが、果たしてこの先どう行くんでしょうか。ってところで次回は恭介回みたいですね。いよいよ核心に踏み込んでいくのかな?では。
↓押していただけると励みになります。
「楽しく遊びたかった」謙吾が望んでいたことはただそれだけだったと。今まで謙吾は理樹に楽しく遊んでいてほしいと考えていて、だからこそ恭介のやり方というものにあまり賛同はしていませんでしたよね。むしろ理樹や鈴が弱いことを知っているからこそ、そこからの成長を考えず、現状の限界を考えて無理をしてほしくないと考えていたようです。だからこそ、自分が守るから2人は安心してほしいと。それが自分の武器でもある強さにもつながることですしね。
でも本当は自分もその強さを求める縛りから解かれたく、みんなと遊びたかったという気持ちがあったということです。
悪い言い方をすれば、謙吾は理樹たちがそうやって遊んでいればいいという気持ちは、理樹たちのためではないということになっているということですよね。結局本音としてはそこから自分も遊ぶことができるという自分の気持ちが優先していたわけで、いわゆるこれも謙吾の弱さだったということなんでしょうか。
結果、理樹たちが成長することは謙吾が成長することにもつながったわけで、かつて恭介に縛りを解いてもらった時のように理樹の強さに本音を出したということでした。
肉体的な強さは謙吾が断然上だけど、精神的な強さは理樹が勝ったということか…。
この強さというものが、今回はテーマだったのかなって自分は思いました。
というわけで今回は謙吾回だったんですけど、真人同様男のつながりを見せてくれた回でした。何よりも理樹と鈴を心配しているように見えた謙吾は、結局は過去に一番縛られている男だったと。いわゆる変わることを恐れていたということなのかもしれませんけど、実際謙吾のように自分の家からの解放を受けたのであれば、その過去にすがりたいっていう気持ちは分かるように思います。
だからこそ理樹たちを過去のまま見てしまったというのが、今回の敗因ということなんでしょう。彼らは自分に敵うわけがない、自分への自信と理樹たちの弱さが昔からそうだったからこそ野球でも余裕だろうと考えていたんでしょうけど、ピッチャーをつとめた鈴はかつての仲間(前回の世界?)の記憶が蘇ったような感じからのライジングボールですから、まさに今までの体験から取れた三振としてピッタリな演出だったのかなって思いました。何より、鈴の自信に満ちた姿というものが今までと違いましたね。凛々しい姿、最高でした。
まあそんな風で理樹や鈴の成長が確実に今回も見られるんですけど、恭介のほうは「失敗」を明言していましたよね。これがどういうことなのか分かりにくかったんですけど、恭介自身もやりすぎたことを反省している状況かのかな?…さらになぜボロボロだったのかっていうのも気になりますし、いろいろと謎は残っていますね。そんな肉体的にも精神的にもズタズタな彼ですが、果たしてこの先どう行くんでしょうか。ってところで次回は恭介回みたいですね。いよいよ核心に踏み込んでいくのかな?では。
↓押していただけると励みになります。
コメント
No title
よしのさん
こんにちは。コメントありがとうございます。
>怪我を口実に理樹や鈴と遊べる事になって有頂天w
「今までの謙吾らしさ」の在り方を変える事のできた切っ掛けがあの事件。
まあ、生真面目だわねw
謙吾もやっぱり子どもなんだなと再認識できてよかったですね。そういう心は今でもしっかり持ち合わせているというのはリトルバスターズという居場所をやはり大切にしているんだなとしみじみと感じるところでした。
>試練とかもういいから、時間が許す限り、皆で楽しく過ごそう、と。
楽しむことを大事としている謙吾としては、この選択は彼らしいものなんだなと納得しました。いろんな意味でまだ小さい時のままなんだろうなって思えて、いい意味での彼の幼さというものが見えているなって思います。
>正人は見守る事のできる大人で、謙吾は子離れできない過保護親w
そう考えると普段の態度とは完全に真逆ですよね(笑)バカばっかりやっている真人は子どもみたいですけど、いざってときにはものすごく頼もしい。強さを信条とする真人なんですけど、それは単純な肉体的強さ以外のものも持ち合わせていましたよね。
>…あれ、古式さん謎のままじゃね?
良ければ書いてしまおうか?w
…少なくとも放送終了までは待ってください(汗)
>怪我を口実に理樹や鈴と遊べる事になって有頂天w
「今までの謙吾らしさ」の在り方を変える事のできた切っ掛けがあの事件。
まあ、生真面目だわねw
謙吾もやっぱり子どもなんだなと再認識できてよかったですね。そういう心は今でもしっかり持ち合わせているというのはリトルバスターズという居場所をやはり大切にしているんだなとしみじみと感じるところでした。
>試練とかもういいから、時間が許す限り、皆で楽しく過ごそう、と。
楽しむことを大事としている謙吾としては、この選択は彼らしいものなんだなと納得しました。いろんな意味でまだ小さい時のままなんだろうなって思えて、いい意味での彼の幼さというものが見えているなって思います。
>正人は見守る事のできる大人で、謙吾は子離れできない過保護親w
そう考えると普段の態度とは完全に真逆ですよね(笑)バカばっかりやっている真人は子どもみたいですけど、いざってときにはものすごく頼もしい。強さを信条とする真人なんですけど、それは単純な肉体的強さ以外のものも持ち合わせていましたよね。
>…あれ、古式さん謎のままじゃね?
良ければ書いてしまおうか?w
…少なくとも放送終了までは待ってください(汗)
コメントの投稿
トラックバック
リトバス Rf 第9話「親友(とも)の涙」
長い間、レビュアーなんてものをやっておりますと、「また同じこと書いてる、かなぁ?」なんて、自分の広がりのなさが気になったりするものでございます。元から大したモノを持ってるわけじゃないんだから、そりゃしょうがないと言えばしょうがないんですけれど、でもやっぱり気になるのです。
具体的には、シリーズ終盤の盛り上がる辺りになると、必ず決まって大文字太字で「ぐがはああああ!」とか「ずんだらぶ...
リトルバスターズ! ~Refrain~ 第9話 「親友の涙」 感想
雨垂れ石を穿つ―
アニメ感想 13/11/23(土) リトルバスターズ!〜Refrain〜 #9
リトルバスターズ!〜Refrain〜 第9話『親友の涙』今回は・・・謙吾の話です。昔、謙吾がリトルバスターズ!に入った時は・・・道場破りしたのね。しかも、倒したのは謙吾ではなく ...
リトルバスターズ!Refrain 第9話 「親友(とも)の涙」あらすじ感想
今回は待ちに待ってた謙吾ルート、そして今回も男キャラのターン!剣道に真面目に打ち込んでいた謙吾がリトルバスターズに加入したのは何故だったんでしょうか?野球勝負のシーンはゲームの興奮も蘇ってきて、もう涙でした…。
リトルバスターズ!~Refrain~ 第9話「親友の涙」
謙吾攻略のため野球で勝負!
対決する理樹の強さに押されていく健吾。
理樹とともに戦うって鈴が投げる…。
鈴は、かつて背後を守ってくれた仲間たちの声を聞く!?
健吾の理樹たちを想う気持ちも熱いですね。
ともに親友を想うゆえの戦いですw
「リトルバスターズ! ~Refrain~」第9話
野球勝負…
詳細レビューはφ(.. )
http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201312010000/
TVアニメ リトルバスターズ! -Refrain-クリアファイル2枚セットクド&唯湖【メール便対応】価格:735円(税込、送料別)
今は僕が―【アニメ リトルバスターズ! Refrain #9】
リトルバスターズ! ~Refrain~1(初回生産限定版) [Blu-ray](2014/01/29)堀江由衣、たみやすともえ 他商品詳細を見る
アニメ リトルバスターズ!Refrain
第9話 親友の涙
VS謙吾
手を引いてもらってきた、守ってもらってきた
だから今度は―
リトルバスターズ! 〜Refrain〜第9話「親友の涙」レビュー・感想
何故喰らいつく?お前は立ち向かわなくていいんだ俺に守られていればいい!僕が謙吾を仲間にする、みんなを一つにするんだ今は僕がリトルバスターズのリーダーなんだ!頑張る、理 ...
リトルバスターズ!~Refrain~ 第9話 「親友の涙」 感想
謙吾回でしたが、真人が時節、いい顔をしてましたね。
今回のED曲も前回に続き「Song for friends」だったのは良かったです。
世界の秘密についてのネタバレも出してきましたし、次回でほぼ明らかに
なりそうで楽しみです。
真人の次は謙吾を仲間にする番だった。
だが謙吾は何かを知っている様子で、このまま進むならば、
待っているのは暗闇だ、
と言って理樹の仲間集めをやめ...
リトルバスターズ!~Refrain~第9話感想親友(とも)の涙
恭介を心配する理樹
冬わ冬眠(笑)寒いのでえ引きこもろう(笑)
キャッチボール会話(たくらみ???笑)
謙吾ヒーロー???
リトルバスターズ!〜Refrain〜 第9話「親友(とも)の涙」
第9話「親友(とも)の涙」
JUGEMテーマ:漫画/アニメ
リトルバスターズ!~Refrain~ 第9話 「親友の涙」 感想
野球で対決だ!
謙吾を仲間にするために動き出した理樹。
けど、謙吾は頑なに拒絶します。
このままリトルバスターズを続けていくのならお別れだと。
理樹はリトルバスターズを作るのをやめない、謙吾も諦めない、どんな事をしても両方成り立たせると告げます。
そんな理樹に真人は力で倒せば奴は仲間になると。
野球で本気の勝負することに!!
―あらすじ―
幼い頃、絶望の淵にい...
リトルバスターズ!~Refrain~ 第9話「親友の涙」
リトルバスターズ! ~Refrain~1(初回生産限定版) [Blu-ray]『俺はお前たちともっと遊んでいたかったんだ!』
キャラクター原案:樋上いたる、Na-Ga
監督:山川吉樹
シリーズ構成・脚本:島田満
制作:J.C.STAFF
直枝理樹:堀江由衣 棗鈴:たみやすともえ 棗恭介:緑川光
井ノ原 真人:神奈延年 宮沢謙吾:織田優成 神北小毬:やなせなつみ
...
【アニメ】リトルバスターズ!~Refrain~ 第09話 「親友の涙」 野球勝負! ライジングニャットボール!!!
890 名無しになるもんっ♪ sage New! 2013/11/30(土) 20:33:12 ID:???
ショタ
リトルバスターズ! Refrain 9話 『親友の涙』
3週間ぶりのリトバス感想記事になります。第9話、前回の真人との決闘に続き今回は謙吾との勝負となりました。
今回初めて"この世界の仕組み"について作中で明確に明かされましたが、まあ原作未プレイの方にも大体予想はついていた通りだったかと思いますね。
リトルバスターズ!Refrain 第9話「親友の涙」感想
なんとか真人を仲間にする事に成功した理樹は引き続き謙吾をリトルバスターズに勧誘しようと思案する。
そんな中、理樹は部屋に篭る恭介の助言から謙吾が嘘をつき、怪我をしているはずの右腕が実はなんともない事に気付く。
疑問を抱いた理樹はその理由を謙吾に尋ねるが、謙吾はリトルバスターズの仲間を集める事をやめるならその理由を語ると交換条件を出してくる。
「やきゅうで対決だ」...
『リトルバスターズ!〜Refrain〜』 第9話 観ました
ん〜〜〜〜ここで世界がループしていることを明かすですか〜
確かに、これまでうっすらとループしているかも知れないと伏線が貼られてきたのでここいらへんでバラされてもあまり衝撃は無いかも…ですが、そうなるとこのリトルバスターズの話しの終わりが間近になっているよ...
リトルバスターズ!〜Refrain〜 #09 「親友の涙」
子供から大人へ
どうも、管理人です。昨日に引き続き、アマガミ視聴中。手堅いと言えばそれまでだけど、やっぱお手本みたいな作りというのは大切だと思います。
理樹:「謙吾、僕は鈴と一緒に頑張りたい」
今回の話は、謙吾編。相変わらず、着々とイベントが進んでる印象がありますが、これだけ詰め込んでれば最後はどうにかなるかなと。
前回、無事真人が仲間に加わり、続いて取り...
リトルバスターズ!~Refrain~第9話
感想はこちら→http://nizigen-world-observatory.hatenablog.jp/entry/2013/12/02/043648
―あらすじ―
幼い頃、絶望の淵にいた直枝理樹は4人の少年少女と出会った。
あれから数年、理樹はリトルバスターズのメンバーとして騒がしくも楽しい日々を過ごしている。
こんな時間がずっと続けばいい。それだけを願っていた。
...
リトルバスターズ!~Refrain~ 第9話「親友(とも)の涙」
リトルバスターズ! ~Refrain~4(初回生産限定版) [Blu-ray](2014/04/23)堀江由衣、たみやすともえ 他商品詳細を見る
またまた恥ずかしいことに、最後の鈴が皆の声に押されて表情を変えるシーン辺りからじわーっと泣いてしまいました。
テキストだけだと分からない部分もあるので、映像で表現するのは難しいと思ってたのですが、やってくれましたね。
まさしく原作補完!
...
リトルバスターズ!~Refrain~ 第9話「親友の涙」感想
リトルバスターズ!~Refrain~ 第9話「親友の涙」感想
涙の数だけつよくなれるよ。
リトルバスターズ!~Refrain~ 第09話 感想
リトルバスターズ!~Refrain~
第09話 『親友の涙』 感想
次のページへ
リトルバスターズ!Refrain 9話 繰り返しながら強くなる
一週遅れ!
リトルバスターズ!Refrain9話の感想です!
いやー、よかったですねー!
ピッチャー交代、棗鈴な!
リトルバスターズ加入を賭けて
野球勝負をする事になった理樹と謙吾。
ボロボロになりながらも謙吾から
ホームランをもぎ取った理樹の姿を見て、
鈴も共に闘うことを決意します。
「ピンチの時に現われる、それがエース...
怪我を口実に理樹や鈴と遊べる事になって有頂天w
「今までの謙吾らしさ」の在り方を変える事のできた切っ掛けがあの事件。
まあ、生真面目だわねw
今まで棒に振ってきた楽しい時間を取り戻すべく、馬鹿であれw
でも今回は鈴ルートでの大失敗(?)を目の当たりにしていたため、
更に理樹が(記憶がなくても)尚前向きな姿勢を見せたため、早急に二人を保護する方向に。
試練とかもういいから、時間が許す限り、皆で楽しく過ごそう、と。
で、楽しい事を提案してくれと言ったら、出て来たのがよりにもよって野球w
何せ恭介の策によって成長していった結果がアレだったので、
リトルバスターズを結成して、野球をやって、成長して…辛い壁にぶち当たって折れるだけ、
…としか考えられない。やっぱり無茶だと。
謙吾が自らに課してきた鍛錬というその力を以ってしても、恭介の禁じ手の前には無力だった事もあり、
二人がまた傷つくのはもう見たくない…だからそんな未来を繰り返すのは認められない。
俺が護ってやるから、辛いだけの成長なんてするな。
で、前回折れたものの内面は予想以上に成長していた二人に討ち取られたとw
正人は見守る事のできる大人で、謙吾は子離れできない過保護親w
謙吾の涙の意味は単純ではなく、とても、とても複雑なので…
…あれ、古式さん謎のままじゃね?
良ければ書いてしまおうか?w