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Fate/stay night:23話感想

Fate/stay nightの感想です。

この絶望感。

乖離剣エア…絶望的強者…。

あの剣が出た瞬間の絶望感ですよ。士郎も解析できなかったみたいで、それまで王の財宝とほぼ互角に打ち合っていたけど、ここではその圧倒的な力にどうすることもできませんでした。

でもこれでもまだ本気ではないですよね。そもそも真名を言っていないし、これが本気出せば地球がアウトだろうし、手っ取り早く消し去りたかったから使ったって程度なのかもしれません。…まあ、ギルは認めた相手にしかこういうたぐいのものは使わないと思っていただけに、この辺はどういう心境でエアを抜いたのかは分かりませんけどね。…もしかして慢心王ごとく地味に焦りがあったとか?一応相手はアンリ・マユではありますけど。

いずれにせよ、士郎はとんでもないものを目撃してしまったことになります。自分の戦闘スタイルがあれには通用しないわけですからね。さすがの投影も、エアレベルの武器は解析不可能ということなんですけど、逆に言えば、今あの武器を見ておいたことをよい方に生かすことができる可能性もここで生まれたように思います。こちらが先に切り札を見たということですから、投影はできなくとも、エアを使わせない工夫を考える猶予はできたのかなと。ギルが士郎の前でエアを使うとなれば、Zeroのライダーみたいに、固有結界内、つまり無限の剣製内でということになるんでしょうけど…。無限の剣製をもってしてもエアを投影できる気はしないけどね(汗)まあ現状ならやっぱり慢心の隙を突くくらいしか勝機はなさそうですよね。エミヤの発言も気になるところですし。

でも凛からの移植が大きいですけど、普通に王の財宝に対して打ち合えてるってかなりすごいですよね(笑)仮にも古代の武器であるわけだし、そんなものを投影できる今の士郎は普通に強いですよね。…しかもこれで投影の経験値がたまっていってるわけですから、士郎の無限の剣製内がとんでもなく豪華になっていきそうですな(笑)

もう一つの戦い、セイバーVSアサシン。実はまだ残っていたアサシン。その目的はまさに武士道です。しかし、佐々木小次郎と言っても、本当は佐々木小次郎ではなく無名の剣士であり、佐々木小次郎の殻をかぶっても差し支えないレベルの剣士という条件で呼び出された者に過ぎないということみたいです。
あれか、所詮はサーヴァントが呼び出したサーヴァントという、本来のルールからは逸脱している話ですから、聖杯の力も及んでいませんし、実物を連れてくるということは不可能だったということですね。おそらく、「秘剣・燕返し」が繰り出せるかというのが大きな選考ポイントだったのかな(笑)

でも実際この剣士もセイバーを認めさせ、ランサーも戦いたくないと言わしめたわけだからすごいですよね。最後はセイバーに燕返しを見切られて負けてしまいましたが、こういう剣士の息がつまる一瞬の戦いというのはやはり美しいです。この辺、文化の違う2つの戦いが同時進行しているというのがいいなって思いました。どっちかというと数うちゃ当たる戦法のギルと、一つの攻撃に心血をそそぐアサシンのスタイルの違う戦いが同じ都市で展開されているというのが、このいろいろな場所から英雄を引っ張ってくるごった煮な聖杯戦争を象徴しているように思いました。

…しかし凛が士郎に魔術を移植しちゃったから、セイバーの最強モードも短いものでしたね(汗)まあこれはセイバーも望んでいたことみたいなのでいいんですけど、聖杯を破壊するパワーを持つ「約束された勝利の剣」を放てるのは1度のみという制約つき。これがしっかり放てるのかが大事になりそうです。

で、その聖杯なんですが、ものすごくキモい形をしていますね…埋まっている慎二の顔は卑怯以外の何物でもないですなあ…。

…って普通に生きているんかい(汗)

埋まっている慎二の顔より、こっちで爆笑してしまいましたよ(汗)お前どこまでしぶといんだよ(笑)

正直凛の助ける発言は不可能な話だと思っていたんだけど、本当に救出するとは…。こういうやつは結局最後まで残るのか(笑)
ちなみに凛が助けに行く際、呪われた沼を渡る前に何か宝石を飲んでいましたけど、あれが呪いを受けないようにしている何かの魔法だったんでしょうか。実際、この呪いで切嗣さんも寿命を縮めているからシャレにならないものなんですけど、まあタイミング的にはそういうことなんですかね。

というわけでギルの強さをまざまざと見せつけてきた今回。やはり頼みは固有結界発動でしょうか。次回のタイトルにもありましたけど、ついに決着の時が来そうです。…個人的には案外あっさりやられそうな気がしていますけど(汗)絶望的に強いからこそね。では。


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コメント

No title

凜の飲み込んだ宝石は防護のためのもので正しいです。
キャスターとの戦闘で使ってたのと同レベルのかなり強力なものですが、
それでも完全には防ぎきれず、灼熱の炎の中を歩いてるような気分だったとのこと。

切嗣が短命になったのは、あの泥を体内に受けてしまったからです。
凜は泥が表面に触れただけだったので、
防護の宝石のおかげもあって、致命傷は避けられました。
もっとも、もし凜の体力と精神力が途中で尽きて、
あの泥の中に倒れ込みでもしていたら、あとはお察しでしたが……
なので、慎二を抱えて、また泥の中を戻るのは無理がある状況。
果たしてどうなるやら……

No title

追記
英霊エミヤですら、消滅覚悟(マスターがいない状態とはいえ)でエクスカリバーの真に迫る贋作を投影するのが精一杯です。
そしてエアはエクスカリバーすら凌駕する神造兵器なので、士郎にもエミヤにも投影できません。
ぶっちゃけイスカンダル戦みたいに、いきなりエアを使われたら、誰もどうしようもないです。
まあ、それをしないのがギルの慢心王と呼ばれる所以ですがw

アサシンの敗因の一つは武器の差です。
アサシンの刀は名刀(師匠の形見らしい)ですが、宝具ではないので、
本来ならセイバーの剣と打ち合える代物ではありません。
それでも渡り合えたのはアサシンが卓越した技量で巧みにセイバーの剣を受け流していたからです。
しかし、終盤の鍔迫り合いで、アサシンの刀に傷が入りました。
これが原因で、燕返しの軌跡が歪んでしまったんですね。
このため、すでに一度燕返しを観ていた事もあって、
セイバーは燕返しの隙間を突破できたんです。

河原さん

こんにちは。コメントありがとうございます。

>切嗣が短命になったのは、あの泥を体内に受けてしまったからです。

なるほど、表面だけと体内で全然違うということですね。呪い自体は触れただけでやばそうですが、それが直接蝕んでくる体内では厳しいですからね…。

>そしてエアはエクスカリバーすら凌駕する神造兵器なので、士郎にもエミヤにも投影できません。

神造…神がつくった兵器は人間では再現不可能ということなんでしょうね。そもそも読み取れる構造ではないということでしょうから、切り札感満載で素晴らしいです(笑)

>それでも渡り合えたのはアサシンが卓越した技量で巧みにセイバーの剣を受け流していたからです。

改めてアサシンがすごいやつだということが実感できますね。無名でもこんなすぐれた剣士はいる…やはり時代に埋もれていった逸材というのはたくさんいるんでしょうね。
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Fate/stay night [UBW] 第23話 「顕現」

最終決戦開幕! 英霊と人間の強さの格の違いというのは最初のランサーとアーチャーの戦闘しかりキャスターの回想しかり劇中でたしかなものとして描かれてきたけど中でも最強の英霊に対して人間の士郎が真っ向から挑む最終決戦という展開が熱い。
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