けいおん！！：２０話感想

良い意味でリアルなライブだった！

というわけで待ちに待った唯たちにとっては最後の文化祭のライブ。その様子はまさに、文化祭のライブそのものって感じでしたね。

それを表しているのが内輪的な話。唯がみんなに話をいきなる振ったり、軽音部以外の人にスポットをあてたり、観客を巻き込んだりと、とてもMCとして上手に回っていたと思いました。

こういう文化祭の中で行われるライブって、客が知っている人がほとんどだから自然とあのような流れになると思います。悪く言えばグダグダなんですが、そのグダグダがいいんですよね。というか、グダグダじゃなくきちんと進めていたら逆に違和感があると思います。彼女たちもプロじゃない。その中でみんなを楽しませると言う方法としては素の自分達でやるってのが大切なわけですよ。それが今まで自分達が１期も含めて見てきた唯たちだったわけですから、その結果がこれと言うのはある意味そのとおりであったライブの形態だったように見えますね。つまりらしさが出たってことです。

そして唯がメンバー紹介でさわちゃんや和を紹介するあたりも、無意識に他人のことを考えている唯らしいものでしたね。和は恥ずかしがっていましたが、これが唯なりの感謝の気持ちだったんじゃないかな。
まあ前回まで木をやらされたりして前に出てきていなかっただけ、今回は唯の独壇場って感じでした。

客も盛り上げ役の子がステージの近くにいて、また澪ファンの方々もたくさんいて、それでライブを後押ししていたのも文化祭らしいなって思いました。

でも本当に明らかに澪のときだけ歓声が違いましたね（笑）

大人気ですね（笑）さすが澪ですよ。だからもう少し喋ってあげても良かったのに（汗）なんかもう言葉を発するだけで「キャー」という状態だと思いますから（笑）

そして新曲としてはまさかのごはんがおかずの歌が来るとは思いませんでしたよ（汗）でもメロディーは良い感じでしたね。でもそれだけに歌詞をしっかり聴いていると笑えてきてしまうんですけど（汗）
もう一つは唯と憂の共同作かな。

てか、明らかに憂視点の歌でしたね（笑）

曲名からしてU＆I、つまり憂（UI）ってことですからね。

唯「放課後ティータイムは、いつまでも、いつまでも、放課後です！」

これは確かに反応しにくいな（笑）

そのなかで目を輝かせていた憂はまあ当然なんですが（汗）でもこれって結構深い言葉ですよね。

ライブが終わり部室にいる５人。ライブは成功したと言っていますが、それよりも自分達が楽しめたと言うことで満足感に浸っていました。
しかしそこでこれからのことを考えているうちに、それはもう来ないということが分かっているのか、４人の目には涙が…。

…、ああ、思わず貰い泣きしかけたよ。楽しいまま３年があっという間にすぎて、それ以上はいつかできなくなる悲しみ、部活をやっていたらこの気持ちはよく分かりますよね。その中で大きかったのが今まで一緒にやってきた仲間といきなりパタッとなにもしなくなるということ。その突然の環境の変化を考えるとやっぱり寂しいですよね、自分も部活を思い出しました。軽音部は文化系だけど、悲しみは体育系とは変わらないと思いますから。どっちにしろ仲間と同じことをやってきたことは一緒ですからね。そういう意味でも自分も思い出補正も加わって涙腺にきました。

そして最初に大泣きし始めたのがムギだったのが印象的。彼女はお嬢であり、友達とどこかに出かけることも少なかったんですよね。そのなかでこうやってみんなで何かをやり遂げたことでそれが無くなるという寂しさは人一倍だったんじゃないかなって思いました。
そして梓は泣かなかったのも少しビックリ。これはどうだろう、卒業式までは泣かない！とかそんなことなんだろうか、それとも達成感の方が大きいからってことかな。

そして最後はみんな幸せそうに寝ていました。微笑ましい光景です。


個人的には最高に良かった、でも評判は２分しそう。

それはおそらくライブの内容だと思いますが、ただ単に歌を聴きたかった人、そしてグダグダ展開が嫌いな人には不満な回だったかもしれません。でも自分としては歌よりも軽音部らしさが出ればいいものになると思っていたので、そのとおりになったと思うので満足しました。あのグダグダ感は最高ですよ。友達のライブとかに行ったことのある人なら分かると思います。リアルだけどらしい文化祭ライブでした。

さて、実質この回が軽音部の集大成ということになるはずなんですが、おそらくまだ歌のストックはあるんじゃないかな。だから歌が少なくて不満だった人もまだ最終回前くらいにあるかもしれませんよね。期待です。では。


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