学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD：１２話感想＆総括

この「奴ら」の大量さには軍事も黙っていることはなく、ミサイルによる攻撃まで発展。そしてさらにEMPですか…。EMPは奴らには何の意味の無いもののように見えますけど…。

これにより全ての電子機器が使用不可能になり、友達と電話していた静香にも電話が繋がらなくなってしまいました。
麗の持っていた銃もやられたところがあるらしく、沙耶はEMPであることを理解。父たちも下りてきます。というかここの家ではEMP対策は出来てるんですね（笑）仕える者がきちっと灯りを用意して並べていました。

このEMPによりやはりさらに混乱を招いたよう。ペースメーカーがストップしてしまうっては気の毒ですね。

でも紫藤が乗っていたバスが事故ったのを見たら「ざまぁ」って思ってしまいました（汗）

こいつは好きになれんかったなあ。まあ元々好意的なキャラにしようとはしていなかっただろうけど。でもしっかり生きてはいるんですね（汗）
さらにそのバスがバリケードをぶち抜いたために奴らの侵入を許してしまいます。こいつらどこまで場面をかき回すつもりだよ（汗）

もはやこの辺りは死の土地。高木家にもついに奴らがやってきました。それを止めている人たちですが、奴らのその力はかなりのもので、しかもこれだけの大量の人数では門だけではとてもおさえきれるはずもなく、突入されてしまいました。

というわけでここから主人公とその仲間達による反撃。相変わらず平野がいいなあ（笑）冴子も濡れてからは吹っ切れたように倒していきますよね。また違った感覚でね。

あと高木の両親はそろっていい人たちですね。もう完全に孝たちを信頼しきったような形になりました。前に「大人に命令するな！」とか言ってた奴らとは大違いだよ。
やはり自分の娘と一緒に戦ってきて帰ってきたというだけに、信じられるポイントはちゃんとありますからね。やはり物分りのいい大人はいいですね。
そして孝たちに希望を託した２人。使える車を使ってここを出るように催促。ちょ、マジでかっこいいな（笑）

静香の運転で狭いバリケードの間をなんとか切り抜け、脱出に成功した一行。沙耶の気持ちは複雑みたいですが、今は切り替えてくれと孝。孝もなんだかんだでリーダー的になってきましたね。やはり冴子と交わってかｒ（ｒｙ

国道に出るとやはりまたとんでもない状態。

孝「ホントに、めんどくさいよ。」

締めの台詞これっすか（汗）

まあ確かにめんどくさいんだろうけど、なんか綺麗な感じにして終わりましたね（汗）

ED後にはショッピングモールが。これが次回の戦いの舞台ってことでしょうか。


なげっぱなしエンドでした（笑）

まあそうなるだろうな。逆に言うと２期の期待もできるということ。というか２期なかったらマジでなんだったんだってことになりますから（汗）
でもどうやら原作者がスローペースみたいで、２期やるのは相当後なんだろうなー。忘れる前にはやって欲しいところだけど。

というわけで、学園黙示録H.O.T.D、完結です。


＜総評＞

１話のインパクトが強く、エロとグロを掛け合わせたパニックアクションとしてはかなり面白い設定であった話であったと思います。噛まれたらあのようになるという恐怖と戦いながら、スピーディーに展開が進んでいって、結構見ていて爽快なアニメでした。
平和な日常が突如崩壊し、その時にとる人間の行動はある意味リアルに描かれていて、B級アクションとして一応は貫き通せたように見えました。それがウザいかどうかはともかくね（汗）特に麗は１話でことごとく心変わりを繰り返して視聴者を怒らせたのかもしれませんが、あれもよくよく考えたらありえること。また、自分もウザいと思っている紫藤だって、あのような誰か指導者的な人物が必要であるという状況を生かして洗脳を行っていましたから、間違ってはいないんですよね。
よって人間の心理的な描写はよかったのではないかなって思います。

ストーリーは正直残念です。それは丸投げENDだからってわけではなく、このアニメの方向性自体が見えなかったからです。だから逆に言えばこの場合は丸投げENDはアリなんですよね。
でもだからこそ、このアニメが終わった時に達成感や、終わる時の特有の悲しさみたいなものに満たされることはありませんでした。「このアニメが終わって悲しい！」ってのが無いってことです。だからそういう意味ではそこまで印象には残らないアニメってことなってしまいました。

その中でこのアニメで残ることは、冴子の「濡れるッ！」でしょうね（笑）これはしばらくはネタとして続きそうな気がします。だからストーリーでは印象に残らないけど、演出では印象に残るアニメだったってことでしょうか。女性陣の胸や足やらエロい部分も強調されてましたけど、これも演出がそうしたってことですからね。

音楽はOPはイントロはかっこよかったですね。EDは毎回変えてきてましたけど、最近ED変えるの流行ってますよね。

「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD」
小室孝：諏訪部順一
宮本麗：井上麻里奈
高城沙耶：喜多村英梨
毒島冴子：沢城みゆき
平野コータ：檜山修之
鞠川静香：福井裕佳梨
希里ありす：竹達彩奈
南リカ：竹内順子
紫藤浩一：谷山紀章
高城壮一郎：中田譲治
高城百合子：榊原良子

OP「HIGHSCHOOL OF THE DEAD」
ED「君と太陽が死んだ日」他

総合評価：D

アニメ自体の完成度は悪くなかったですが、おおよそストーリーと呼べるものがありませんでしたので、話を読みきったっていう感動はありませんでしたね。でも、主要キャラはみんな好きでした。

２期やったら是非見たいです。キャラはみんな好きだけど、その魅力はまだ全員出し切っていないと思います（出したのはせいぜい平野と冴子くらいか）。だから気長に待ちたいと思いました。

最後にスタッフ、キャストにみなさんお疲れ様でした…って言いたいんですけど、またよろしくお願いします（笑）では。


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