俺の妹がこんなに可愛いわけがない：１２話感想

前回桐乃が自分が京介と真奈実の関係をギクシャクさせてしまったことに反省をしてパーティーを開き、そこで素直に自分の気持ちを伝えることが出来て一皮剥けた感じになりました。京介が桐乃と接触してしまっても怒ってこない、そしてやけに優しい。いくらあんなことがあってもさすがに違和感を覚えているようです。

まあ確かに今までのことがある分、いきなりの変化には驚くのは無理ないかと思いますね。アマガミでの白さだけが残った絢辻さんの時に純一が感じていた心境と似てるかな？
そもそも桐乃は何回か京介に助けてもらったときに笑顔を振りまいているんですよね。でも次の話になったら途端にまたツンツン状態になっている。パターン的に今回もそんな感じだろうと京介は思っていたんだと思いますが、どうやら桐乃は本気で京介に心を許し始めているような感じです。

そして最後の人生相談ということで頼まれたのが、エロゲーを買ってきて欲しいということ。もう人生相談というよりただのパシリでしかないんですけど、今回のお願いの仕方に上品さを感じた京介は頼まれることに。

深夜に着きましたが、そこの隣にはガチホモゲーがあるみたいですけど、なんとそこに買いに来たのは京介の親友赤城。
赤城の趣味かと思って退避しようとした京介でしたが、どうやら赤城も妹に頼まれて買いに来たようです（汗）

あんたらそろってイイ兄貴だよ（笑）

しかしこれは偶然の一致ですね（笑）じゃあ赤城も京介と同じような立場にあるってことなのだろうか。これはスピンオフに期待だｎ（ｒｙ

こっそり帰ってきてエロゲを渡すと桐乃はおおはしゃぎ。すぐさま一つのルートを攻略するのだとか（笑）

さらに京介と共同でプレイとか（汗）

桐乃さんのデレは非常にかわいいのでOKですよ。しかしそこで兄貴とエロゲを公式にするまで発展するとは…、マジでエロシーンはどうしたんだろ（汗）

なかなかの泣きゲーだったようで桐乃は感動していましたが、京介は無関心で、終わったから寝ると言います。しかしここで桐乃がまたまた人生相談。どうやらまだ見せていなかったモノがあるんだとか。今でも十分インパクトがあるというのに、これ以上のモノがあるということだから京介の見たくないって気持ちスゲー分かるわ（笑）

でも出してきたのはアルバム。しかも今更ためらう桐乃にやきもきして、京介は強引に中を見ようとします。するとそこには航空券が挟まっていました。
なんと桐乃は陸上関係で海外でコーチしてもらうために行ってしまうのだと。しかも日にちは今日の朝。桐乃が今日エロゲをどうしてもやりたかったってのはコレが原因だったんですね。

父親、母親はもう知っており、知らないのは家族では京介だけ。
ここで桐乃、京介はどう思ったのか、とりあえず今回のエロゲの内容は止めて欲しいというものが伝わってくる内容でしたね。つまりわざわざ京介と一緒にやろうとしたのは、自分を止めて欲しいと伝えたかったからだと思うので、桐乃としては止めて欲しいんですよね。年頃的にもこういうことを素直に言えないでしょうから、それにエロゲを使うという実に桐乃らしい表現だったのではないでしょうか。

しかし京介は一貫して「行けよ」と言います。これは京介としては本意だったとは思いませんね。でもそれでは桐乃のためにはならない。桐乃のことを思っての「行けよ」でしょうね。
自分は京介も桐乃に対してツンデレしてると思ってるので、これは京介的にも桐乃的にも一度離れることが双方にとってプラスになると考えたんじゃないかなって思いました。

でも次の日にはしっかり桐乃さんがいる、そしてそれを喜んでいるように見える京介。やっぱり兄妹は似てるなって思えましたね（笑）お互い本心は表に出すことが出来ないけど、でも結果的には本心の道になってよかったと思っているわけであり、まあ傍から見たら面倒くさい兄妹に見えてしまいますが、それがらしくて逆に良いなって自分は思いました。

てかパパさん嬉しそうですね（笑）

今回一番笑ったシーン。この家族にはツンデレしかいないのか！（笑）


文字通りGOODENDでした！

今回は基本丸い桐乃が見れて満足です。最終回ではないみたいですが、まとめ方は良かったって思いました。

さてまだ最終回ではないですが、とりあえずTV版は終わったので一つ気になってることを書いておこうかと。詳しい総評はWEB版最終回にする予定です。

今回の終わり方は桐乃バージョンととってもいいような感じでした。てかそもそもこのアニメは京介と桐乃の仲がメインで取り上げられてきたので、そう終わるのが一番流れとしては良いのですけどね（笑）

それで自分がこのアニメを見ていて他の人の評価を見ていると、完全に桐乃賛成派と反対派に分かれていたように思います。そしてどちらかと言うと反対派が多い。これは多分従来のツンデレキャラとはまた違う感じになったのが合わなかった原因なんだと思います。
まず桐乃の行動自体は非常に妹としてはリアリティがあり、兄の毛嫌いの仕方が異常とも言える位でしたよね。このツンが必要以上に感じてしまい「ウザい」と思われるのが先に来てしまったのではないかと。そして肝心のデレの部分は各話の最後にほんの少しだけ。しかも次からはまた元に戻っているように見えて、いつになったらデレるんだ！と思った人が多かったんじゃないかなって思います。そしてそれが溜まりに溜まってしまい、最後にデレても「もう遅い」とか「キャラが違う」ということになってしまった。序盤から中盤で桐乃のウザキャラが固まってしまったというのがこうなってしまったんじゃないかなって感じました。
あまりアニメスタッフは責めたくないですけど、これはこの構成にしたのがまずかったとは思いますね。現に自分が見る限りは、桐乃反対派は圧倒的に原作未読者が多いです。逆に賛成派は既読者が多い。原作を知っている人は、桐乃の性格を知っている上で入ることが出来るのでどんなにツンツンしていようが問題はないわけでありますが、アニメから入った人はそんなことは知らないわけで、その補填をアニメで出来なかったということはやっぱりそこが上手く見せられなかったところがあったってことなんじゃないかなって思いました。それは桐乃をよく見ていないという指摘があるかもしれませんが、個人個人のアニメの見方にケチはつけれないので、スッと見ていて桐乃の好印象をつくれなかったというのは仕方なかったということでしょうかね。

で、自分はどうだったかというと、記事でも触れていましたが賛成派です。なんていうか、自分はリアルなキャラには好感が持てる傾向にあります。自分の意見を押し通す力、そういう一生懸命さがある子はだいたい好きになりますね。前クールで嫌われていたように思う、「あそびにいくヨ！」の真奈美さん。自分はこういう人は好きになりますね。

今回の桐乃もそう。そもそも妹が兄貴をそういう態度でするのって中学女子では至極当たり前のことなんじゃないでしょうか。そしてその中で桐乃は陸上やモデルの仕事をしっかりこなした上で自分の趣味を楽しんでいる。なんかどこかで、桐乃は天才だから何でも出来て努力を知らないから駄目とか書いてあったのを見たことがありますが、それは間違ってると思いましたね。しっかり努力してますよ。
そういう意味で、自分は桐乃の良さを考えた上で視聴していたので、桐乃に対しては好感を持てました。…やっぱり、桐乃を肯定的に理解するかどうかが評価の分かれ目になるのではないでしょうか。そしてそれが伝わりにくかった内容だったのではないかな。

でもね、自分は桐乃はミステリアスなキャラだと思っているので、その内面を理解するのは難しいんですよ。自分も桐乃の理解したとか言ってるけど、あくまで自分の中でなので。だからそこを楽しむものでもあるので、終始先が読めなかった桐乃の行動は良かったと思うんですよね。でもこれって自分が今書いた上の話を否定してるんだよね（汗）全くどんな記事だ（笑）まあ一つの記事に肯定と否定を両方混ぜるのは難しいってことですね。

なにはともあれ、TV版は終了。どうやらWEB版は各ルートをやると聞いたのですが、詳しい放送日とかはまだ全く仕入れてない状況です（汗）
とりあえず、作中で黒猫の意味深な発言があったので、注目したいなって思いました（笑）では。


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