とある魔術の禁書目録Ⅱ：１３話感想

さてようやくオリアナに追いついた上条さんとステイル。ここでクローチェディピエトロをめぐっての最終決戦です。

上条さんの攻撃は基本的には肉弾戦であり、しかも少し喧嘩が強い普通の人という設定なだけに、いくら女性といえどもプロであるオリアナには敵わない感じですね。

そして重い攻撃が腹を直撃！ボキボキいってるからアバラを持ってかれたってことかな？

ここでステイルが攻撃再開。弱っているのでミニサイズでしたけどイノケンティウスを呼び出しました。でもその対象に上条さんも入っていたので慌てて打ち消します。…やっぱりなんだかんだでこの２人は仲悪いのね（汗）

しかしその２人のチームワークの無さが逆にオリアナの混乱を招いているようで、それに困惑したオリアナ目がけて２人のパンチが炸裂。ふっ飛ばしました。…もう顔面パンチについてはツッコミません（笑）

オリアナは自分の信念を確認。オリアナ自身も関係ない人が傷つく世界を変えたいと考えているのですけど、それを自分が姫神にやってしまってるんでしょね。でもだからこそ、これからはそうあってはならないとクローチェディピエトロの発動を願っているわけでありまして。
そしてステイルは速攻で撃破。そして魔術が効かない上条さんには自身の魔術最後の攻撃として、速記原典をすべて利用した魔術を使用します。これは上条さんが打ち消すことを前提として発動したもののようで、その後のエネルギー弾みたいなのが爆発を起こしていましたね。爆発自体はおそらく右手で打ち消したんでしょうけど、その爆発による爆風で飛散したコンクリートのかけらとかでダメージを受けたってことなんでしょうかね。見た感じは物理的なダメージしかないように見えたのでね。

そんなことで先ほどの肉弾戦もあってボロボロになってしまった上条さん。そしてステイルはすごい出血量ですよね。姫神の時も思ったけど、少し血の量がオーバーすぎるんじゃないかなとは感じるんですけどね（汗）

でも上条さんはそんなことではへこたれない。オリアナが自分の過ちのためにこの任務をしていることが許せないようです。ここから上条さんの説教タイムがスタートしましたけど、今回はオリアナに向けてるというよりも、自分の覚悟の方が大きかったかなって思いますね。まあ上条さんが言いたいのは、自分たちの今までどおりの平和な日常を壊すなということなんですよね。大覇星祭はみんなが楽しみにしている祭りであるのだから、それに乗じて周りをかき回すことが許せないってことなんでしょう。あくまで主役はみんなであると。…そしてそれがその通りであるような決着を迎えることになります。

でも、先ほどの爆発のダメージやアバラがやられてそうでも、それでも立ち上がり、そして存分に語る上条さんはやっぱり普通の人ではないよなあ（汗）
特に耐久力。１期の頃からそれに関しては折り紙つきですけど、「覚悟」というものはこれほどまでに人を動かすものなんですねー。恥ずかしいこと言ってるけど、もうこれしか上条さんの防御力を証明できるものが無いですよ（汗）プロレスラーが異様にタフなのもこれが原因みたいですし（バキ知識）。スゴイね、人体！

さて二度目のパンチはクリティカルヒットしてオリアナを撃破。本題のクローチェディピエトロの阻止に当たろうとしますが、そこに聞こえてきたリトヴィアの声。オリアナとは違い、「世界のため」ではなく「自分たちのため」を思って発動させようと思っているというだけでも最低な奴だと分かりますけど、なんとリトヴィア曰くクローチェディピエトロは学園都市には無いのだということ。
発動時間まで間もないだけに今から捜索してもおそらく間に合わない。詰んだかと思われましたが、ここで上条さんはクローチェディピエトロの発動条件を再考してあることに気づきます。そしてその発動時間の６時半、始まったのはナイトパレード…これにより星の光を集められなかったクローチェディピエトロは発動せず。

…え？つまり元々から発動する可能性は無かったいうこと？

なるほどーこういう決着ですかー。考えるとかなり異質な終わり方なんですけど（上条さんたちの今までの追走劇はなんだったんだってことでね）、これはこれでアリだと思いますね。先ほども出たように、この大覇星祭は主役は参加者のみんな。だからその手によって決着したってのは、今まで裏でコソコソやっていた人たちではない真の主役を示してくれたってことで良かったですね。

さて意外な盲点を突かれたリトヴィア、計画は失敗に終わります。そして彼女が居たのはなんと自家用の飛行機の中だったんですね。
そしてそこではローラの声もしていましたね。なにやら舌戦でしょうか。

それにしてもローマ正教の奴は顔芸ができないといけない決まりでもあるのか？（笑）

しかもこの人、追い詰められれば追い詰められるほど顔芸が酷くなってたよね（汗）あれかな、この後のスカイダイビングシーンで分かるけど、この人の弱者救済の考え方は大きなものがあるんですよね。その自分の境地を糧にするという考え方がこの人には付いていて、それが逆境を楽しんでいるようになったのかもしれませんね。

そしてローラに落とされて二択を迫られるリトヴィアですけど、クローチェディピエトロとパイロット両方を助けようとしましたね。ローラの挑発に乗った形なんでしょうけど、両方救いたいと思っているだけにその方法を取ったローラさんの黒さがヤベえな（汗）
結局両方を選択したリトヴィアですけど、二兎を追うもの一兎も得ずってことでしょうか。でも一番の被害者はこの選択に付き合わされて落とされたパイロットである他無いよな（汗）もう一度言うけどローラさんマジ黒いよ！（汗）

さてそんな感動が吹っ飛んだ対決でしたけど、いつもの病院に戻ってきた上条さんはインデックスやら美琴やらといつもの絡みと。
そして姫神も無事で何よりです。でも上条さんが自分を助けたのは姫神だったというわけではなく、誰であっても助けるのだという風に考えていました。しかしインデックスはそれを否定。上条さんは姫神と一緒にいるときは楽しそうだと言いました。…他人が喜ぶ姿が自分の幸せ。それが上条さんですか…なんという自己犠牲にありふれたお方なんでしょうかね（笑）

でも最後にはしっかりインデックスの見せ場があって良かったです。これで長く続いた大覇星祭編も終わりですかね。


余韻が残るいい話でした。

決着の仕方は、今までの頑張りがなんか…って感じに客観的には感じるけど、上条さんたち今までの積み重ねと思いが届いた奇跡と捉えても良いかなって思いましたね。都合がいいけど、頑張った結果の運のよさは認められていいと思うよ。

そしてその後のリトヴィアが衝撃的でしたねー（笑）こんなキャラだったんですか。確かにアニューゼも只者じゃなかったからこの人も何かあってもいいかなって思ってたけど、ローマ正教のお偉いさんは濃い人が多いってことですね（汗）まあそれよりもイギリスのローラの方が酷いっちゃ酷いけど（笑）

評判のよさを事前に聞いていた大覇星祭編。変わっていますが納得の終わり方で満足しました。てかあの花火の演出はアニメならではだから、原作既読で展開が分かっていた方も良かったって思ったんじゃないかなって感じましたね。戦闘もかっこいいし、良かったね。

さて次回は新章かな。区切りが付いたのでここでOP、EDが変わりそうですね。…でも１期ってOP、EDが変わる時がかなり遅かった記憶があるんだよね。どうなんだろうね。…まあ期待します。では。


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