神のみぞ知るセカイⅡ：４話感想

かなり強力になってしまっている駆け魂。さらに人間の心の隙間に入り込んで操っているので、ビンで吸収しようにも邪魔されてしまう始末。

駆け魂って、結構考えているんだな（笑）

このようにエルシィやハクアの持つビンを警戒して邪魔しているのなら、あのビンで自分は吸収されてしまうことは分かってるんだよね。確かにこの駆け魂はハクアが逃がしたものだから一度捕まった経験があるということだけど、そういうのはしっかり学習しているんですね。

ハクアはエルシィの力を借りようとせず、そして桂馬が警告しているにもかかわらず自分の力のみで駆け魂を倒そうとします。それは自分がこの駆け魂を逃がしてしまったからという責任というよりは、主席で卒業した優等生としてのプライドという方が勝っていますね。

しかし実際の駆け魂は学校で習ったマニュアル通りにいかず、要は初めての事ばかり。だから自分は１匹も駆け魂を捕まえられていないと。

彼女は機械的すぎるってことなのかな。

ガリ勉でとにかく詰め込んで覚えたって感じなんでしょうかね。つまりは、学校で評価されるために勉強していたということ。つまりテストでいい点をとるためとか、そういう勉強ですね。
おそらくそれもプライドというものが関係していて、在籍していた学校で自分が一番に評価されたい、優秀であると見られたいというそういう気持ちがあって努力をしていたと思います。本人も人一倍努力していたということは自覚しており、だからこそ自信に満ち溢れているんですよね。だけどそういう勉強は、実際に使えるかどうかって分からないんですよ。融通が利かないということでしょうか。自分は優秀だからなんでも知っているという気になってるので、自分が知らない状況に出くわすとどうしようもなくなるということになるんでしょう。

そしてこれによりハクアの心の隙間が出来てしまい、駆け魂にその隙を突かれて操られてしまいます。…悪魔でも操られてしまうことがあるんですね（汗）要は悪魔が悪魔に操られるってことだからなあ（笑）

というわけでもう頼れるのはエルシィのみ。泣きそうになってるエルシィですけど、桂馬は必死になだめます。
今まではエルシィが５匹捕まえたという結果を残していてもそれを成したのは桂馬のおかげでした。でも今回は女性を落として駆け魂を出すというそういうレベルのものではないので、桂馬はほとんど役に立ちません。なのでエルシィ自身の力に任せなければいけない状態ですね。

ということで、まずはハクアの救出が先。心の隙間を埋めないといけない。エルシィがハクアを落とさないといけないということですね（笑）
エルシィはそこで自分の本音を言います。ハクアはすごい悪魔だと。

エルシィだからこそ、この言葉は信用できるよね。

すごい悪魔ってめちゃめちゃアバウトな言い方ですけど、エルシィだからこそ、これがエルシィにとって精一杯の誉め言葉だし、そして嘘偽りの無い素直な気持ちだと思いますよね。こんな透き通った悪魔は他にはいないよ（笑）

これによりハクアは復活。そして今度は共同で戦うことを決め、そして分担して駆け魂に挑むことに。ハクアは羽衣の使い方をマスターしているのでそれを使って操っている人間の動きを止め、そしてエルシィがビンで吸収するということに。そしてそれは見事成功しました。

ハクアはエルシィに感謝し、そして桂馬にも感謝。握手をしてあげるところでの上から目線は相変わらずですね（笑）

ハクアは帰ったと思ったけど学校にそのままいました。…まあこのままレギュラーになるんでしょうね、分かっています（笑）


ハクア回だけど、エルシィも輝いていたと思います。

今回はエルシィが自分の力で頑張ったってのが大きかったですよね。ハクアが改心して自分を見直すことが出来たけど、エルシィが自分で考えて解決をしようとしましたね。そういう意味では、２人の悪魔がそれぞれ成長できた回ということになるのかな。…おかげで桂馬が完全に空気でしたけど（汗）

とまあ聞こえはいい回でしたけど、個人的にまだハクアは好かないなあ。原作でかなり人気みたいなのでアレですけど（汗）というかエルシィが輝きすぎて自分はそっちに行ってしまっているのだろうか（笑）では。


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