神のみぞ知るセカイⅡ：１０話感想

何とかして桂馬と仲良くなって改心させたいと思っている純は、どうやら最終手段としてＰＦＰを買ったみたいですね。共通の趣味みたいな感じで話題を振れるようにしようとしたのか…。

教師ルートに入れられてしまったことが誤算だった桂馬ですが、今は互換フラグを利用して恋愛に持ち込もうとしようとしています。そしてプラスの感情で埋めても仕方が無いらしいので、怒りで埋めることにするようです。

で！、どこから沸いたのか分からない大量のゲームに囲まれながら自習を過ごす桂馬ですが、それを純が見ても怒らず、むしろ無言で肩に手を乗せる…。これで怒らせる作戦は失敗（汗）
その後も嫌がらせ程度のみみっちい怒らせる方法をやろうと頑張る桂馬ですけど、いぜれも成功せずと…桂馬は元々問題児というレッテルが貼られてる分、先生側からそのような認識ができてしまうゆえに、更生させないといけないという気持ちがまず邪魔になっちゃうってことなんですね。

放課後に必殺技のゲームを取り出し桂馬とコミュニケーションを図ろうとする純。でも、こんなゲームは所詮空想なんだから、もっと現実と向き合わないとダメだと言いました。
…しかしそれに対して、何も分かってないと怒ったのは逆に桂馬。

あー、これマジ切れですねー（汗）

桂馬が逆に怒らされちゃいましたね。純としては一般論を言ったということだと思うけど、実際生徒は何人もいて、それぞれがそれぞれの考えというものを持っています。だから生徒をしっかり知ろうとする前に自分の意見を押し付けるのはいけませんよね。

純は自分の理想を追い求めるあまり、それを他人に押し付けるようなタイプか…。

悪いけど、一番教師に向いてないタイプだと思うよ…（汗）信念を持つことはいいんだけど、多くの人間と関わっていかなくてはいけない教師で、自分がしていることは常に正しいと感じているようだと絶対に生徒やらと壁が出来ると思います。生徒として一番嫌なことと言えば、これはこうしなさいと強要されることだと思います。そこに考え方の齟齬があれば確実に衝突の原因になりますよ。今回桂馬に切れられても自分は間違っていないって思っているから、これは相当やっかいなことになりそうですね。

桂馬としては一度教師ルートを受け入れ、そして第三者を利用として対等な立場に行こうと考えました。そこで白羽の矢を立てたのは二階堂先生。彼女は純の先輩だから、二階堂と仲良くなれば純より立場を上げれると思ったんでしょうね。
…しかし二階堂はかなりの強敵で、桂馬が落としにかかろうとしてもまるで効果なし（汗）むしろ見透かされてますよね（笑）

でもだからこそ二階堂はいい教師なのかも。

確かにキック食らわせたり口が悪かったり生徒をパシらせたりといろいろと問題がありそうですけど、自分の価値観に囚われずしっかり生徒を見ていると思います。その辺は純とは天と地の差があると言っていいんじゃないかな。

純は自分のやっていることはあたりまえだと思っているけど、生徒からは熱血過ぎると思われています。何かに落ち度がある生徒にそれを克服させようとジョギングや勉強のお供をしようとしているみたいですけど、それは生徒側からしたら余計なお世話だということ。…正直、放っておいて欲しいもんね。教師って仕事は生徒と関わりが大事ってよく思われているけど、実際は生徒にそこまで干渉してはいけない仕事ですよね。現実の話なると、そこからモンスターペアレント等の教育問題に繋がっていたりします。

純の場合は過去のトラウマが何か起因しているみたい。そして桂馬二階堂からその真実を割り出そうとしました。
どうやら純と二階堂はバスケ部の先輩後輩の関係だったらしく、その時の部は全国優勝するくらい強かったみたいです。

…ちょっと待て、てことは二階堂先生はほぼ新任なんじゃないのか？（汗）

もうベテラン並みのオーラを放ってますよこの人（笑）純が２１だから最高でも二階堂は２３でしょ？…これはビックリしたわ…（汗）

おそらく、二階堂の隣に写ってるくらいだから早いうちから相当な実力を持っていた純は、二階堂たち先輩が引退してから主将になったんでしょうけど、彼女の我の強い性格のせいで同年の子たちがついていけなくなってしまったんでしょうね。多分全国優勝連覇を目指していたんでしょうけど、純以外のレギュラークラスはみんな引退してしまったから理想論すぎたとかそんなのもあったのかもしれませんね。
そして桂馬はルートが見えたみたい。次回決着の感じです。


純も理想と現実のギャップに悩まされている人か…。

まあだからこそ駆け魂が憑りつくんでしょうけどね（汗）
自分の理想や正義を持ってるけど、それを他の人が賛同してくれない。でも自分はそれを正しいと思ってるから、結局他人と分かり合えません。情熱があることは大事だけど、純の情熱は一人歩きのしすぎになっていますので、また違う感じですよね。年頃の生徒に理想を求めすぎるのは無理がありました。

確かに高校生は大人になるためにいろいろとしないといけないんですけど、やっぱり学生なら友達とゆるーく楽しく過ごしたいんですよね。だから勉強しようだとか言われるのって面倒くさい。「侮辱されたんだよ！」とか言うのは逆にさらに傷を深める発言だしね。こりゃ思った以上に深いキャラクターになりましたなあ…。

純と桂馬って結構にてるなって思ったんですよ。同じ現実と理想の狭間にいますから。でも決定的に違うのは、桂馬は理想を現実にしていて、純は現実を理想にしているところですよね。つまり純は理想通りにならない現実を受け入れられないと。それがマズイところ。逆の思考をもつ桂馬が決着をつけるというのは、ある意味筋が通ってるのかもしれませんね。

桂馬は一体どうやって解決しようとするのか、生徒代表みたいな感じで純に理解を求めるのかな。まあそれを曲げないから困っている状態なんだけど、生徒からの声が何よりの薬だと思うんですけどね。さて、期待します。では。


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