THE IDOLM@STER：２０話感想

千早回…最高でした…。

あーもう、感極まって泣いちゃいましたよ…。最後の千早が声が出るようになって歌い始めたところからもうね。彼女の歌唱力とあの曲の綺麗なメロディからの演出も良くて、感動的なつくりになっていたと思います…。
ホント、ここ数回に渡って千早には何か家庭的な問題があることはほのめかされていましたけど、その溜めに溜めた伏線を一気に解放した回でした。

どうやら千早は小さいときに弟を亡くしているみたいで、それが今の歌手としての道を目指している糧になっていたみたいです。当時は弟に歌を歌ってあげると笑顔を見せてくれていたので、千早としてもそれが幸せだったんでしょうね。だから弟が亡くなってから、その弟のために歌い続けようと、覚悟を持っていたわけだったんですが…。
週刊誌の記者が千早の過去をぶり返すような記事を作成してしまったことで、千早は過去のトラウマがフラッシュバックするようになって、それで歌声が出なくなってしまいました。いわゆるPTSD（心的外傷ストレス障害だっけか）の状態ですね。

基本的に協調をせずに一匹狼のイメージで今までがんばってきた千早、それには弟のためという並々ならぬ決意があったからなんでしょうね。馴れ合っている暇などない、ということでしょうか。それに自分の気持ちは誰もわかってくれない、いやわかるはずも無いという障壁を作って島しまったことで自然に内面では距離をおいてる感じでしたよね…。

…で、そこで彼女を励ましてくれたのが春香！

いやー、何か、やっぱりこのアニメのメインというか、そういうポジションなのは春香なんだなーって思えましたよ。千早に拒否もされたんですけど、それでも自分のやりたいことを貫いた形になったと思います。おせっかいというのは確かに悪い方向に向かう可能性もあるんですけど、春香の本気度も相当だし、やはりあのスケッチブックが決定的だったかな。千早回でしたけど、春香は間違いなく今回のMVPでしたよ！

弟のためという信念がある以上、良くも悪くもそれによってかなり感情が左右しやすいんでしょうけど、少なくとも何で弟は千早の歌を聞いて笑顔になっていたのか、その根本を見つめ直すことができましたね。笑顔はもちろん千早の歌というのもあるんですけど、一番は千早も笑顔だったということでしたね。スケッチブックでも歌よりも笑顔が強調されていたと思いますし、弟はそこを喜んでいたんだなって。

そして最後の声が治った時の千早の笑顔が…（泣）

反則だぞチクショー！（笑）
…まあ要はコレですよね。やっと笑顔で歌えた瞬間だったと思うんですよね。弟に向けた時と同じような…。泣きじゃくっていましたけど、それ以上に嬉しそうな顔が印象的。だってあんなにまで顔面を崩した千早なんて見れないと思っていましたもん。

何気に最初には歌えなかったというのも丁寧に作ってあるなって感じた部分。ストレス障害はそう簡単に治るもんでもないし、それにはもう少し大きなきっかけが必要だと思っていましたから。そしてそこで７６５の仲間が曲をフォローする。おそらく千早にとって初めて心から仲間を意識した瞬間だったと思います。頭が弟で一杯だったから余計なストレスを感じてしまっていたんだと思いますけど、そこに仲間との意識が加わったことで、ストレスを飛ばしてしまったんでしょうね。ストレスって自分で抱え込むのが一番駄目なパターンなので、周りに支えられるということがどれだけ開放的なものであるのか分かった瞬間でした。

…何か、もうこの回でアイマスは超満足したって印象です（ぇー）もちろん、まだ続くので楽しみたいですけどね！おそらく内面的な最大の障害は千早のことだったと思うので、あとは大規模なライブをフィナーレとして楽しみにすればいいのかな？（期待する目）

まあ先のことはともかく、今回は千早回の余韻に浸りたいと思います…何回見ることになるだろうな（笑）では。


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